4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=61勝(39KO)2敗2分=は、IBFから指令された、同級1位ウィリアム・スカル(キューバ)=22戦全勝(9KO)=との指名に全く興味がなく、6月6日(日本時間7日)に行われる入札には参加しない意向で、IBF王座は返上する事が明らかになった。
空位となる王座はスカルと、同級2位ウラジミール・シシュキン(ロシア・米/フロリダ州在住)=16戦全勝(10KO)=により争われる事になる。既に両陣営による、試合開催の目論見があらわになっており、シシュキンをプロモートするドミトリー・サリタは、DAZN放映興行での開催を希望。
一方、スカルのプロモーター、アゴン・スポーツは、スカルが主戦場として来たドイツでの王座決定戦開催を希望しており、今後の交渉に注目。
8/17 WBA&WBC2位クリスチャン・ムビリvsWBC6位セルゲイ・デレイビャンチェンコ
WBA&WBC世界スーパーミドル級2位、IBF&WBO3位のクリスチャン・ムビリ(フランス)=27戦全勝(23KO)=が、8月17日(日本時間18日)にカナダ・ケベックシティのビデオトロン・センターで開催される、ESPN放映のトップランク興行のメインカードで、WBC世界同級6位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=15勝(10KO)5敗=と対戦する事が決定。
ムビリは5月25日(日本時間26日)にカナダ・シャウィニガンのセンター・ジャーヴェ・オートで行われた、マーク・ヘフロン(英)=30勝(24KO)4敗1分=戦で、初回、左ボディ一発で40秒KO勝ち。カネロ・アルバレスとの対戦を熱望するムビリは、期間を置かずに歴戦の雄デレイビャンチェンコと対戦する。
一方のデレイビャンチェンコは、昨年6月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで行われた、ハイメ・ムンギア(メキシコ)=44勝(35KO)1敗=との12回戦で、最終ラウンドに左ボディでダウンを奪われ、僅差の逆転判定負け。
4月20日(日本時間21日)に米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた再起戦では、ヴォーン・アレクサンダー(米)=18勝(11KO)11敗=から、第8ラウンド、左ボディでダウンを奪い、フルマークの判定勝ち。
38歳という年齢は気になるが、勢いに乗るムビリの連勝をストップ可能性も秘めるデレイビャンチェンコ。嚙み合わせ的にも面白い試合になりそうです。