11月25日(日本時間26日)、アイルランド・ダブリンの3アリーナで開催された、DAZN放映、マッチルーム・ボクシング興行のメイン。4団体統一女子世界スーパーライト級戦。王者シャンテル・キャメロン(英)=18戦全勝(8KO)=に、4団体統一女子世界ライト級王者ケイティ・テイラー(アイルランド)=22勝(6KO)1敗=が挑んだダイレクトリマッチは、テイラーが判定勝ち。スコアはジャン・クリステンセン(デンマーク)98-92、スティーブ・モロー(米)96-94、フェレンツ・ブダイ(ハンガリー)95-95の2-0。

試合はキャメロンが左ジャブから右ストレートを放ち前進。テイラーが下がりながら打ち終わりに回転の速い左フック、右ストレートを打ち込み、激しいペース争いが繰り広げられた。序盤から接近して頭がぶつかる場面が多く、キャメロンは4回に左前頭部をカット。

中盤はテイラーが機を見て右ストレート、左フックの連打でキャメロンに迫ったが、接近戦でキャメロンは右アッパーを好打。終盤は互いに譲らぬ激しいパンチの交換が繰り広げられたが、初戦とは戦い方を変え、コンパクトな連打でキャメロンのストレートパンチを封じ込めたテイラーが雪辱に成功し、2階級制覇を達成。

セミファイナル。WBAコンチネンタル・ヨーロッパ・ライト級タイトル戦。王者でWBA13位のリース・モールド(英)=18勝(6KO)1敗=に、元世界ランカーのゲイリー・カリー(アイルランド)=16勝(10KO)1敗=が挑んだ一戦は、長身サウスポーのカリーが判定勝ちで新王者。スコアはポール・マッカラー(アイルランド)97-93、ヤン・クリステンセン(デンマーク)96-93カリーと、パヴェル・カルディニ(ポーランド)97-93モールドの2-1。カリーは5月にホセ・フェリックスJr(メキシコ)=40勝(31KO)6敗1分=に3回TKO負けを喫して以来の再起戦に勝利。世界ランク復帰を決定付けた。