6月15日(日本時間16日)、英・ロンドンのセルハースト・パーク(収容人員約2万5千人)で開催された、WBO世界クルーザー級タイトルマッチ。王者クリス・ビラム・スミス(英)=19勝(13KO)1敗=に、同級1位リチャード・リアクポルヘ(英)=17戦全勝(13KO)=が挑んだ指名戦は、スミスが判定勝ち。スコアは116-111、115-112、115-112。リアクポルヘは12回、ヘッドバッドで減点1。
両者は2019年7月に対戦し、スプリットの判定でリアクポルへが勝利。約5年ぶりの再戦となった試合は、王座交代の予想も多かった。自信満々でリングに登場したリアクポルへは、序盤戦こそ196センチの長身から放つジャブ、右ストレートを見せたが、4回以降はスミスの出入りと手数に苦戦。スミスがポイント差以上の快勝で、難敵リアクポルヘを破り2度目の防衛に成功。
セミファイナル。EBU欧州クルーザー級王座決定戦。IBF世界同級8位、WBA9位、WBC、WBO14位アイザック・チェンバレン(英)=16勝(8KO)2敗=と、元IBO世界同級王者ジャック・マッセイ(英)=21勝(12KO)2敗=の12回戦は、マッセイが判定勝ちで新王者。スコアは116-112、115-113、115-113。
IBFインターナショナル・ライトヘビー級王座決定戦。2020東京五輪ライトヘビー級銀メダリストのベン・ウィテカー(英)=7戦全勝(5KO)=と、エウォリツェ・エズラ・アレニェカ(ナイジェリア)=12戦全勝(10KO)=の10回戦は、ウィテカーが判定勝ちで新王者。スコアは100-89、99-90、99-90。アレニェカは7回、肘打ちで減点1。