3月29日(日本時間30日)、メキシコ・カンクンで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション主催興行のセミファイナル。WBO&WBAスーパー世界ミニマム級タイトルマッチ。WBO世界同級&WBAスーパー王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)=11戦全勝(8KO)=に、WBO3位、WBA11位のエドウィン・カノ(メキシコ)=13勝(4KO)2敗1分=が挑んだ一戦は、コラーゾが5回1分12秒KO勝ち。
サウスポー同士の対戦。立ち上がりからプレスを掛けるコラーゾは、ジャブから左ストレートに繋ぎ、右フックをヒット。2回、カノはボディ攻撃から上を狙うが、コラーゾは固いブロックから左ストレート、右フック。3回、距離を詰めて来るカノにコラーゾはボディを打ち、左ストレート、右フック。
4回、コラーゾは左右のボディパンチから、顔面へ速いコンビネーションを打ち込み試合の主導権を握る。5回、開始からカノが打って出るが、コラーゾはうまく左右に回り込みボディ打ち。カノは腹を抱え、よろよろと倒れ込み、立ち上がる事が出来なかった。コラーゾが力の違いを見せ圧勝。
スーパーフライ級10回戦。WBO世界フライ級5位、WBC7位ホセリート・ベラスケス(メキシコ)=20勝(13KO)1敗1分=と、アドルフォ・カスティーリョ(メキシコ)=12勝(7KO)4敗2分=の一戦は、ベラスケスが判定勝ち。スコアは100-89、100-89、97-92。結果的に大差がついたが、ベラスケスはそれほどの力の違いは見せられなかった。3回、両選手の頭がぶつかりベラスケスは右目上をカット。4回開始早々、レフェリーはカスティーリョから減点を取った。

女子フライ級10回戦。WBC女子世界ミニマム級王者ヨカスタ・バジェ(コスタリカ・110.6ポンド)=32勝(10KO)3敗=と、前日計量で1.4ポンド体重超過した元WBA、WBC、WBO王者マーレン・エスパルサ(米・113.4ポンド)=14勝(1KO)1敗=の一戦は、バジェが判定勝ち。スコアは97-93、97-93バジェと、96-94エスパルサのスプリット。