8月26日（日本時間27日）にポーランド・ブロツワフのタルチンスキ・アリーナで行われた、WBO、IBF世界ヘビー級&WBAスーパー王者オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)＝21戦全勝（14KO）＝に、9回1分48秒KOで敗れた、WBAレギュラー王者ダニエル・デュボア（英）＝19勝（18KO）2敗＝のプロモーター、フランク・ウォーレンは、WBAに対し試合をノーコンテストと裁定し、再戦を命じるよう正式に提訴。

ウォーレンは試合直後から、第5ラウンドにデュボアが放った、下から巻き上げる形の右ボディアッパーで、ウシクが倒れながらもローブローと判断された事に対し強く反発。

「レフェリーが “ベルトの下 “と言ったノックダウンだが、実際にパンチはトランクスのウエストに当たっている。ルールミーティングで説明された基準では、ウエストはお尻との中間点。だからもっと低い。あれは正当な一撃であり、（試合は）止められるべきだった。彼には3分46秒のリカバリータイムが与えられたが、それは間違っていた。レフェリーの判断は間違っていたし、ローブローだったのなら、なぜ減点されなかったのか、いまだに理解できない」と不満を顕わにしていた。

WBAに試合結果を変更する権限はないが、ベルトライン以下の打撃ではあったが、急所を捕らえたブローではなく、約4分間の休憩が与えられた事に対する根拠を指摘された場合、WBAがどのように対処するのか注目される。