6月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で行われる事が仮決定と伝えられていた、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=の再戦は、7月もしくは8月まで延期される事が明らかになった。アンダーカードを含めた興行計画が進められている。
また、PBCは前WBO世界スーパーウェルター級王者で、WBC世界同級6位、IBF8位にランクされるティム・チュー(オーストラリア)=25勝(18KO)2敗=と、元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者でIBF世界スーパーウェルター級10位、WBC11位のキース・サーマン(米)=30勝(22KO)1敗1NC=の対戦を今夏に計画。
チューは4月6日にオーストラリア・ニューカッスルのニューカッスル・エンターテインメント・センターで、ジョセフ・スペンサー(米)=19勝(11KO)2敗=を4回2分18秒TKOで破り、よもやの2連敗から脱出。
サーマンは3月12日にオーストラリア・シドニーのホーダーン・パビリオンで、ブロック・ジャービス(オーストラリア)=22勝(20KO)2敗=を3回2分19秒TKOで破り、現WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗1分=に12回判定勝ちして以来、約3年1ヶ月ぶりの復帰戦に勝利。
試合前から両者が共に勝てば、オーストラリアでの対戦が噂に上がっていたが、サーマンはチューに限らず、より良いオファーを受けると語っていた。
WBC、WBO世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=へ、WBO1位のザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=が挑む指名戦は、フンドラをサポートするPBCと、ザヤスをプロモートするトップランクが、共同で交渉期間の延長を要求。WBOから4月25日(日本時間26日)まで交渉期限の延長を認められ、両陣営は今夏に対戦を実現させる事で話し合いが続いている。
7/12 WBO、WBA王者コラーゾ&イグレシアス

WBO世界ミニマム級&WBAスーパー王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)=12戦全勝(9KO)=を共同プロモートする、ゴールデン・ボーイ・プロモーションは、7月12日(日本時間13日)に米・ニューヨークで開催される、スティーブンソンvsセペダのWBC世界ライト級王座統一戦をメインとする、『Ring Magazine 3』へのコラーゾの出場を計画。
対戦相手は未定で具体的な事はこれから決まるとされているが、4団体王座統一を目指すコラーゾは、WBC世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)=25勝(12KO)3敗=との王座統一戦を希望。
3月30日に愛知県国際展示場で、前王者で同級1位にランクされる重岡優大(ワタナベ)=9勝(5KO)2敗=選手を、12回大差の判定で破り2度目の防衛に成功したジェルサレムも、コラーゾとの対戦には意欲的で、既に米国ビザの申請を済ませている事が伝えられている。
両者は2023年5月27日(日本時間28日)に米・カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノで対戦。WBO王者だったジェルサレムに、コラーゾが指名挑戦者として挑んだ試合は、序盤戦こそジェルサレムが得意の右ストレートでリードしたが、5回、攻勢に転じたコラーゾのボディショットで後退。6回、7回とコラーゾのボディ攻撃にたじたじとなったジェルサレムは、7回が終了するとあっさりと棄権し王座を手放している。
『Ring Magazine 3』には、WBC世界スーパーミドル級3位、IBF4位のオスレイス・イグレシアス(キューバ)=13戦全勝(12KO)=も出場を計画。IBF世界同級7位マーク・ジェファーズ(英)=20戦全勝(7KO)=をプロモートする、Boxxerのベン・シャロームは、イグレシアス陣営から対戦オファーがあった事を明かし、4月20日(日本時間21日)に試合を終えたばかり(2回TKO勝ち)のジェファーズは、これを即諾。最終決定を待っている。
6月 エストラーダ 復帰戦

今月35歳の誕生日を迎えた前WBC世界スーパーフライー級王者で、現在、WBC世界バンタム級2位、WBO3位にランクされるファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=44勝(28KO)4敗=は、6月に地元メキシコ・ソノラで復帰戦が計画されている。
昨年6月29日(日本時間30日)に米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで、ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=に7回KOで敗れ世界王座から陥落したエストラーダは、試合後すぐに初戦契約に含まれていた再戦条項を行使する事を決め、ロドリゲスとの再戦は11月から12月にかけて行われる事が確実と見られていた。
しかし、エストラーダは9月に入り、ロドリゲスとの再戦をキャンセル。今後はバンタム級に階級を上げ戦って行く考えを明らかにしていた。詳細決定が待たれます。