12月13日(日本時間14日)に英・マンチェスターのコープ・ライブ・アリーナで開催される、クイーンズベリー・プロモーション興行のメインカードに出場する、IBF世界ヘビー級2位、WBO8位、WBC13位デリック・チゾラ(英)=36勝(23KO)13敗=の対戦相手は、WBA世界同級6位ジャレル・ミラー(米)=26勝(22KO)1敗2分=が有力となった。
41歳のチゾラは2月8日(日本時間9日)に英・マンチェスターで、世界ランカーのオットー・ワリン(スウェーデン)=27勝(15KO)2敗1NC=に12回判定勝ち。今度がキャリア50戦目の記念ファイトとなる。
対戦相手には元WBO暫定王者でWBO3位、WBC10位にランクされるチャン・ツィーレイ(中国)=27勝(22KO)3敗1分=も候補に挙がり、チゾラの年齢を上回る42歳のチャンは対戦を熱望していたが、チゾラはこれを断りミラーとの対戦交渉が最終局面に入っている。
37歳のミラーは昨年8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、元3団体統一世界ヘビー級王者アンディ・ルイスJr(米)=35勝(22KO)2敗1分=と12回引き分け。今年2月にもチゾラと対戦する話があったが、これは実現せず、その後、9月11日(日本時間12日)に米・ラスベガスで、WBA2位マイケル・ハンター(米)=24勝(17KO)1敗2分=との対戦が発表されたが、中止となっている。
WBO世界クルーザー級暫定王座決定戦 ビラム-スミス 決断を迫られる

入札参加者が現れず、僅か1週間で最低落札価格が30万ドル(約4,510万円)から、一挙に15万ドル(約2255万円)まで引き下げられた、WBO世界クルーザー級暫定王座決定戦。同級1位クリス・ビラム-スミス(英)=21勝(13KO)2敗=と、同級2位ローマン・フレス(ドイツ)=23勝(13KO)1敗=の一戦は、10月16日(日本時間17日)に行われた再入札で、フレスと契約するウルフ・スタインフォースのSESスポーツ・イベントが落札。
英国開催を熱望するビラム-スミス陣営のBOXXERのベン・シャロームは不参加で、SESスポーツ・イベントは単独の15万6千921ドルで落札。ファイトマネーの分配は、ビラム-スミスが60%の9万4,152ドル(約1,415万円で、フレスは40%の6万2,768ドル(約943万円)となり、試合は来年1月14日(日本時間15日)にドイツでの開催が予定されている。
しかし、ビラム-スミスは試合への出場意思をいまだ明らかにしておらず、WBOは10月20日(日本時間21日)までに書面でその意思の有無を明らかにするよう通告。ビラム-スミスが出場を辞退した場合には、3位のウマル・サラモフ(キルギスタン・米在住)=32勝(24KO)2敗=に出場権利が与えられる。