WBA世界バンタム級1位にランクされるアントニオ・バルガス(米)=18勝(10KO)1敗1NC=は、12月13日(日本時間14日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで、WBA世界同級12位ウィンストン・ゲレロ(ニカラグア)=22戦全勝(13KO)=と対戦。試合は12月12日(日本時間13日)から同所で開催されるWBA総会での、KOドラッグ興行で行われる。そして、この試合はWBA世界同級暫定王座決定戦となる。
28歳のバルガスは2月24日(日本時間25日)に同所で行われた、WBA世界バンタム級挑戦者決定戦で、同級3位にランクされていたジョナサン・ロドリゲス(米)=17勝(7KO)3敗1分=に7回終了TKO勝ちを収め、世界王座への挑戦権を獲得して以来のリング登場。
一方、24歳のゲレロは米・フロリダ州マイアミに本拠を構えるM&Rプロモーションと契約。2022年9月以降、マイアミでの試合出場が続いているが、10回戦を経験したのは一度きりと、キャリアは浅い。
WBA世界同級は10月13日に東京・有明アリーナで、 堤 聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗2分=選手が、井上拓真(大橋)=20勝(5KO)2敗=選手を12回判定で破り、新王者となったばかり。最近、加速度が高まっているWBAの暫定王座復活路線は勢いを増すばかりとなっている。
11/5 IBF世界ヘビー級挑戦者決定戦 入札開催
IBFが指令していた、世界ヘビー級3位(1、2位は空位)アジット・カバイエル(ドイツ)=25戦全勝(17KO)=と、同級4位マーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)1敗=による挑戦者決定戦は、11月5日(日本時間6日)に入札の開催が決定。
最低落札価格は20万ドル(約3060万円)で、勝者は王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=への指名挑戦権を得る。両選手は共に最近の2試合を、サウジアラビアが主導するリヤド・シーズン興行で戦っており、入札までの残された時間内に、対戦同意に達する可能性も高いと見られている。