5月6日に東京ドームで井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手の持つ4団体統一世界スーパーバンタム級王座に挑み、初回にダウンを奪うも6回TKOで敗れた、ルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)2敗=の再起戦は、12月14日(日本時間15日)にホームタウンのメキシコ・ティファナのエスタディオ・カリエンテで開催される事が決定。

同日は共同メインで、元WBO世界スーパーウェルター級王者で、WBC世界スーパーミドル級2位、WBA、WBO3位、IB5位にランクされるハイメ・ムンギア(メキシコ)=44勝(35KO)1敗=も出場。両選手共に対戦相手はまだ発表されていない。

ネリは井上選手に敗れた後、フェザー級転向を表明。WBAはすぐにネリをフェザー級2位にランクしたが、現在のネリのランクは、再びスーパーバンタム級に戻り、WBA4位、WBCでは3位で、WBOではフェザー級6位となっている。

https://twitter.com/luisnerynp/status/1853510079695482970

再起戦に向け井上選手からダウンを奪ったパンチに磨きをかけるネリは、WBC世界スーパーバンタム級1位にランクされるデビッド・ピカソ(メキシコ)=30勝(16KO)無敗1分=との対戦を意識しているように見受けらるるが、再起戦のウェイト、対戦相手が、今後への道しるべとなるだろう。

9月20日(日本時間21日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで、WBO世界同級2位、WBA4位、WBC、IBF7位にランクされていたエリック・バジニャン(カナダ)=32勝(23KO)1敗1分=を10回2分36秒KOで撃破したムンギアは、僅か3ヶ月弱の短いスパンでリングに上がる事になるが、対戦相手はEBUシルバー・スーパーミドル級王者ブルーノ・スラース(フランス)=25勝(4KO)無敗2分=が有力視されている。