6月21日(日本時間22日)に英・バーミンガムのbpパルス・ライブ・アリーナで開催された、WBC世界フライ級暫定タイトルマッチで、暫定ガラル・ヤファイ(英)=9勝(7KO)1敗=を圧倒。最終ラウンドにはダウンを奪い、大差の判定勝ちを収め、暫定ながら2階級制覇に成功したフランシスコ・”チワワ”・ロドリゲスJr(メキシコ)=40勝(27KO)6敗1分1NC=は、WBC&WBA王者寺地拳四朗(BMB)=25勝(16KO)1敗=選手との対戦権利を獲得。
ロドリゲスJrは、早速に寺地選手との対戦をアピール。寺地選手は7月30日に横浜BUNTAIで、WBO2位、WBA3位、WBC4位ランクされるリカルド・サンドバル(米)=26勝(18KO)2敗=の挑戦を受ける事が決まっているが、これに勝つとロドリゲスJrとの対戦が視野に入る。
12月27日(日本時間28日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、”リヤド・シーズン”は日本vsメキシコ対抗戦として計画されており、メインイベントは4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手と、WBC世界同級1位のアラン・デビッド・ピカソ(メキシコ)=31勝(17KO)無敗1分=の対戦が予定されている。
そしてこの興行に、寺地拳四朗vsロドリゲスJrが組み入れられる事が浮上。
拳四朗選手はサンドバルとの試合がフライ級最後になり、階級を上げ3階級制覇を狙うとの話もあるが、世界スーパーフライ級は、WBC王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、WBO王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=による王座統一戦が、7月19日(日本時間20日)に米・テキサス州フリスコのフォード・センターで開催が決定。
予想有利のロドリゲスが勝てば、次はWBA王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=18戦全勝(9KO)=との対戦があると見られており、現時点での拳四朗選手のターゲットは、IBF世界同級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分1NC=となる。

また、噂されているWBC、IBF世界バンタム級王者”ビッグバン”・中谷潤人(M・T)=31戦全勝(24KO)=選手と、WBA世界スーパーバンタム級1位、WBC7位、WBO8位のラモン・カルディナス(米)=26勝(14KO)2敗=の一戦も、井上vsピカソの興行で行われる可能性が報じられている。
サウジアラビアのリングに、現在の日本を代表する3選手が一堂に出場する。タイミング的にもここしかないと思われ、実現が期待されます。