前WBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)=30勝(16KO)4敗1分=が大晦日に、WBA、IBF世界同級王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=18戦全勝(9KO)=と、ダイレクトリマッチを行う事が確実となった。

マルティネスは以前から井岡選手との再戦交渉が順調に進められている事を明らかにしていたが、12月31日に日本で井岡選手との対戦が決定した事を、先週末アルゼンチンメディアに対し、マルティネスとトレーナーのロドリゴ・カラブレーゼが明らかにした。

7月7日に東京・両国国技館で行われた試合では、マルティネスが初回からダイナミックなアタックを敢行。井岡選手は左ボディと、右カウンターで対抗したが、マルティネスの積極的ボクシングの前に後手を踏む形となり、見た目以上にポイント差が付いた判定でマルティネスが勝利。公式スコアはエドワード・エルナンデス・シニア(米)120-108、スタンレー・クリストドゥル(南アフリカ)117-111、ジャン・ピエール・ヴァン・イムシュート(ベルギー)116-112。

超攻撃スタイルの持ち主ながら、テクニックも兼ね備えているところも見せたマルティネスに対し、カウンターパンチャーの井岡選手が今度はどんなファイトスタイルで挑むのかが注目されるが、マルティネスに驕りと油断は見られず、今度も厳しい戦いが予想される。