WBO&IBF世界ミドル級王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=17戦全勝(12KO)=と、WBA世界同級王者エリスランディ・ララ(キューバ)=31勝(19KO)3敗3分=による王座統一戦が、12月6日(日本時間7日)に米・テキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで開催される、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=と、WBC世界スーパーライト級暫定王者イサック・”ピットブル”・クルス(メキシコ)=28勝(18KO)3敗1分=が対戦する、Prime Video PPV(74.99ドル)放映のプレミアム・ボクシング・チャンピオンズ興行の共同メインとして行われる。
アリムカヌウェは、WBC世界同級王者カルロス・アダメス(ドミニカ)=24勝(18KO)1敗1敗=との王座統一戦交渉が決定寸前まで進んだが、アダメスは同級1位メイリム・ヌルスルタノフ(カザフスタン)=20戦全勝(11KO)=との指名防衛戦義務を消化しなければならず、WBC王者との対戦は消滅。
時を同じくして、9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=を12回判定で破り、4団体統一世界スーパーミドル級王者となったテレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=が、6階級制覇と4階級での4団体王座統一を目指し、世界ミドル級王座獲得を目指す考えを示唆すると、アリムカヌウェはこれに応え、「次の対戦相手は、テレンス・クロフォードだ」とSNS上で明言していた。
しかし、アリムカヌウェは4月5日(日本時間6日)にカザフスタン・アスタナのバリス・アリーナで、IBF7位、WBO13位のアナウエル・ンガミセンゲ(フランス)=14勝(9KO)1敗=を5回TKOで破って以来、試合から遠ざかっており年内のリング復帰を希望していた。
42歳のララは昨年9月14日(日本時間15日)に、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されたPBC興行で、元WBC世界スーパーライト級、元WBAスーパー&WBC世界ウェルター級王者のダニー・ガルシア(米)=37勝(21KO)4敗=を9回終了棄権に追い込んで以来、試合に恵まれておらず、こちらも戦いに飢えている。サウスポーの実力者対決の勝者が、3団体統一世界ミドル級王者として、クロフォードと雌雄を決する事になるだろう。