4月20日(日本時間21日)に米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた、WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)との対戦で、契約ウェイトを3.2ポンド超過しながら、12回判定勝ちを収めた、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米)=は、試合後、VADAによる薬物検査で禁止薬物オスタリンの陽性反応が検出されていたが、ガルシアの希望により22日(日本時間23日)、Bサンプルも開示された。

Bサンプルも陽性だった事が判明すると、ニューヨーク州コミッションは試合結果を変更。ガルシアの勝利は取り消され、ヘイニーのレコードは全勝記録を維持する事になる。

ガルシアは、「私が不正をしていないことは誰もが知っている。ステロイドを使ったことはない。どこでステロイドが手に入るのかも知らない。サプリメントもほとんど飲んでいない。大嘘だ」と反発している。

DAZN・PPVで放映されたガルシアvsヘイニーは、ガルシアが5000万ドル(約77億7950万円)以上。ヘイニーは自身が3500万(約54億4570万円)ドル以上の報酬を得た事を明らかにしていた。

正確な検査結果が開示されるのは2,3日後となるが、ガルシアの信用、名誉は護れるか。今後の現役生活を左右する事になる。