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WBA世界スーパーウェルター級暫定王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=35勝(31KO)無敗1NC=と、WBC世界同級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=24戦全勝(22KO)=の対戦交渉は、エニスをプロモートするマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンと、オルティスJrをサポートするゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤにより交渉が続けられていたが、デラホーヤが交渉が終焉となった事を宣言。

このカードはマッチルーム・ボクシングが、3月28日(日本時間29日)に米・ラスベガスのMGMグランド・アリーナを予約した事が、ネバダ州コミッションのスケジュールにより確認され、実現へ向け交渉が重ねられていた。

デラホーヤはオルティスJrが、「次はダラスでエロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=と戦いたい。誰が何と言おうと構わない。これは自分の夢なんだ」と希望したスペンスJr戦。またはWBC世界同級王者セバスチャン・フンドラ(米)=23勝(15KO)1敗1分=との対戦へ新たに舵を切るとしている。

その原因としてデラホーヤは、自らが提示したオルティスJr60:エニス40の報酬分配に対する返事が期限までにハーンからなかった事を挙げている。しかし、オルティスJrのマネジャー、リック・ミリギアンはこれに対し、「我々には交渉する権利がある」と反論。

Rick Mirigian  & Oscar De La Hoya
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「誤解するな、バージル・オルティスJrはブーツ・エニスと戦う準備が出来ている。彼が承諾した過去二度の
オファーより低い金額の報酬提案は、権力者たちがこの試合を望んでいないことを意味するだけだ。試合を安売りすることもできる」(ミリギアン)。

暗にデラホーヤを批判した上でエニス陣営のハーンに対し、「ブーツ・エニスをオルティスJrと戦わせたいなら、俺に連絡しろ。我々は次のステップに進むつもりはない。交渉するつもりだ。バージルはこの試合を望んでいる。俺もそうだ」と言葉を繋げている。

DAZNと契約するゴールデン・ボーイ・プロモーションは、今の所、DAZNとの契約更新の目処が立っておらず、契約更新の条件はエニスvsオルティスJrの実現といわれている。

デラホーヤは2018年から年10回、年間予算1500万ドルから1800万ドルが保証され,2021年度末までの間DAZNと契約したが、この時も契約の延長は厳しい状況となり、デラホーヤは自身が2021年9月11日(日本時間12日)に米・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで、元UFC王者ビトー・ベウフォート(ブラジル)との2分8ラウンドの公式試合でリング復帰する事を発表。

Oscar De La Hoya
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Triller興行のメインイベントとして試合はセットされたが、デラホーヤは1週間前に新型コロナウィルスの感染により入院。試合ははキャンセルされたが、仮病説も多く聞かれた。そしてその後、タイミング良くDAZNとの再契約が実現し今日に至っている。

ミリギアンの言葉からは信頼関係の崩壊を連想させるが、またしても危機にあるデラホーヤが、このピンチをどう切り抜けるのか。今後が注目される。

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