7月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスのT・モバイル・アリーナで、4団体統一世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=に9回TKO敗れた、前WBC、IBF&WBAスーパー王者エロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=が、再戦条項を正式に発動した事を、クロフォードのトレーナー、ブライアン・マッキンタイアが認めた。
減量苦のスペンスJrは階級を上げての対戦を希望。初戦直後からスペンスJrとの再戦義務を履行する事をほのめかしていたクロフォードは、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=59勝(39KO)2敗1分=との対戦希望を明確にしており、ウェルター級リミットオーバーで戦う事が予想される再戦で、最終的にクロフォードが決める決定権があるとされる、契約ウェイトが注目される。
試合は12月に開催が予定されるが、日程、試合地共に未定。マッキンタイアは前戦以上の内容でクロフォードがスペンスJrを返り討ちする事を宣言。第一戦がクロフォードの圧倒的勝利だっただけに、スペンスJrには厳しい戦いが予想されるが、階級を上げてのキャリアを賭けた戦いで、どう立て直してるかに注目。