クイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンは、来年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”興業で、IBF世界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=と、元3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)4敗=とのダイレクトリマッチが行われないことを断言。同日の興行はクイーンズべりーvsマッチルームの5vs5対抗戦にはならない事も示唆した。
「ジョシュアはけがをしていると聞いている」と語ったウォーレンは、別の対戦者を用意する事を言明。新たな挑戦者候補には、元WBO王者で現在WBO暫定王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=35勝(24KO)3敗=と、パーカーに惜敗した前WBO暫定王者チャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)2敗1分=の名前が挙がっている。
他に用意されるカードは、クイーンズベリー・プロモーションと契約する、WBC、WBO世界ミドル級1位、IBF4位、WBA6位ハムザ・シーラーズ(英)=21戦全勝(17KO)=の世界挑戦試合で、第一のターゲットは、IBF&WBO世界ミドル級王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=16戦全勝(10KO)=で、両陣営は先週のWBO総会で、11月4日(日本時間5日)に予定されていたWBO入札の7日間の期間延長を申請。対戦交渉は大詰めを迎えている。
アリムカヌウェとの交渉が不調に終わった場合でも、シーラーズはWBC王者カルロス・アダメス(ドミニカ)=24勝(18KO)1敗=か、WBA王者エリスランディ・ララ(キューバ)=30勝(18KO)3敗3分=へ挑戦する可能性が残されている。
また、右手の負傷により10月12日(日本時間13日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで予定されていた、前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)1敗=との防衛戦をキャンセルしていた、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=が、改めて初防衛戦のリングに登場する。
他に、11月9日(日本時間10日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われる、マッチルーム・ボクシング興行のメインに出場する、IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=が、同級1位の指名挑戦者カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=に勝てば、出場する可能性がある。
対戦相手はWBC世界スーパーウェルター級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=21戦全勝(20KO)=で、すでに代理人同士による対戦交渉が行われている。