10月2日、元3階級制覇王者で、現在は3150FIGHTのファウンダーとして精力的にプロモート活動を展開する亀田興毅氏が、元協栄ジム・マネジャー(現、AOKIジム)の大竹重幸氏にマッチメークを依頼し、元日本ライト級のトップコンテンダー、大嶋宏成氏が西武新宿線上井草駅前で営む、”パワースポット・いきや”に初来店を果たした。大嶋氏の師匠、元日本ライト級王者シャイアン山本(山本幸治)氏と、大竹氏の教え子である元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤 修 氏も駆け付けた。

大竹氏は興毅氏の協栄ジム移籍第1戦の相手に、元WBC・IBF世界ライトフライ級王者で、WBC王座10度防衛の記録を持つサマン・ソーチャトロン(タイ)を選択。2005年6月20日後楽園ホールで、元世界王者を初回KOに破った興毅選手は、日本フライ級9位にランクされる。その直後、タイでワンミンチョーク・シンワンチャー(タイ)が、榎本信行(三迫)選手を破り空位のOPBFフライ級王座に就くと、大竹氏は「これはチャンス!」とすぐさまテープを取り寄せ、迷っていた父でありトレーナーの史郎氏を説得。日本ランク9位興毅選手は、チャンピオン側からの推薦を取り付けランク入りし、東洋太平洋王座挑戦が実現した。

同年8月21日、横浜文化体育館で興毅選手は見事な左カウンターでワンミンチョークに3回TKO勝ちし、プロ8戦目でOPBF王座を獲得。一気にスターダムにのし上がった。しかし、以後、大竹氏は興毅選手のマッチメークに係る立場から外れた。興毅氏は栄光と波乱に満ちたボクサー生活を、世界3階級制覇という実績を残し引退する事になるが、事有る毎に大竹氏を頼り、相談を持ちかけるという関係が続いていた。

亀田氏は10月7日に東京・大田区総合体育館で「3150FIGHT vol.7」を開催。IBF世界ミニマム級暫定王者重岡銀次朗(ワタナベ)=9勝(7KO)無敗1NC=選手と、同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)=26勝(15KO)3敗1分1NC=による、IBF王座統一戦。入札で勝ち日本開催を実現させた、WBC世界ミニマム級王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)=40勝(24KO)1敗=と、同級暫定王者の重岡優大(ワタナベ)=7戦全勝(5KO)=選手による王座統一戦。そしてメインでは、実弟のIBF世界フェザー級5位亀田和毅(YMK)=40勝(22KO)3敗=選手が、同級2位決定戦で、同級8位レラト・ドラミニ(南ア)=19勝(11KO)2敗=と対戦するビッグイベントを控えている。

上写真は恒例の、いきや来店記念のサインを書き入れる亀田氏。

サインを書き入れ、店主の大嶋氏とポーズ。写真の笑顔が示す通リ、興毅氏はビッグイベントを前に楽しい夜を過ごせたようです。

10月7日(土)、14時第一試合開始予定の「3150FIGHT vol.7」は、ABEMAボクシング・チャンネルで完全無料放送。

多くの元選手、関係者、ファンが集う、”パワースポット・いきや”。まだ足を運ばれていない、元選手、関係者、ファンの方は是非一度、ご来店を。東京都杉並区上井草2-45-6 1F。西武新宿線上井草駅徒歩1分(水曜定休)。 予約可03-6768-1198営業時間: 17:00〜翌3:00。