前IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・”ベナド”・ロペス(メキシコ)=30勝(17KO)3敗=は、3月29日(日本時間30日)に、地元のメキシコ・メヒカリで開催されたスーパーフェザー級10回戦に出場。エドゥアルド・モントーヤ(メキシコ)=21勝(14KO)7敗1分=を初回でKOし再起戦を飾った。

公式計量60.5キロでリングに登場したロペスは、左ジャブ、フック、アッパーで攻め込んで来るモントーヤ(60キロ)に左フックを強打しダウンを奪うと、再開後、今度はボディに左フックを突き刺し、2度目のダウンを奪う。モントーヤはそのまま立てず、テンカウントを聞いた。

ロペスは昨年8月10日(日本時間11日)に米・ニューメキシコ州アルバカーキのティンレー・コロシアムで、アンジェロ・レオ(米)=25勝(12KO)1敗=に痛烈な10回KO負けを喫し、王座から陥落。試合後、軽微の脳内出血が検出されていた。

再起を強く希望するロペスに対し、マネジャーのヘクター・フェルナンデスは、レオ戦後経過の観察を続けたうえで、2月にMRI検査を受けない限り、ロペスの試合を組まない事を明言していたが、31歳のロペスは検査を乗り越え、再起戦のリングに上がった。

現在、IBF世界フェザー級6位にランクされる31歳のロペスは、力の違いを見せつけたが、体は太目。次戦はもっと体を絞って戦う事になるだろう。