2月16日(日本時間17日)、メキシコ・オアハカで開催された、スーパーフェザー級10回戦。元WBA世界フェザー級王者でWBC3位、WBA14位にランクされるマウリシオ・ララ(メキシコ)=26勝(19KO)3敗1分=と、ダニエル・ルゴ(メキシコ)=27勝(18KO)2敗=の一戦は、10回引き分け。スコアは96-94ルゴと、95-95、95-95。
互いに手数が少ない静かな立ち上がりから、3回ルゴが右ストレート、左ボディで先に仕掛ける。4回終盤は打ち合いとなり、ララの左フック、ルゴの右ストレートが交錯。ララはのらりくらりとしたボクシングでペースが上がらない。6回、ルゴの左ボディでララの動きが止まる。ルゴは連打で迫り、ロープを背にしたララはダウン寸前のピンチ。
7回、ルゴのボディ攻撃でララは後退。しかし終了間際、相打ちのタイミングで右ストレートをヒット。8回、ララは足を使い左ジャブ。右を振ってララに迫るルゴだが、追い切れない。9回、ルゴの左ボディ、右アッパーがララにヒット。最終回、ようやく前に出たララは打撃戦を展開するが、ルゴも一歩も引かず試合は終了。
ララは昨年5月27日(日本時間28日)に英・マンチェスターのAO・アリーナで行われた、リー・ウッド(英)=26勝(16KO)3敗=とのダイレクトリマッチの前日計量で、リミットを3.8ポンドオーバーし計量失格。WBA世界フェザー級王座を剥奪されてリングに上がったが、第2ラウンドにダウンを奪われ、良い所なく12回判定負けして以来、約10ヶ月ぶりの再起戦だったが、自ら仕掛けられず不調ぶりが目立った。
WBC米大陸スーパーバンタム級王座決定10回戦。アルツロ・カルデナス(米・メキシコ在住)=12勝(8KO)無敗1分=と、エルネスト・ガルシア(メキシコ)=11勝(10KO)3敗=の一戦は、カルデナスが判定勝ち。スコアは100-88、98-91、98-91。
試合はスイッチヒッターのガルシアが、スタートから左右フック、アッパーを振るい積極的にアタック。守勢に立ったカルデナスだが、中盤から左フックを上下に散らし反撃。7回終了間際には右ストレートから左フックを決めダウンを奪い、粘るガルシアを押し切った。