元IBF世界スーパーフライ級王者で、現在、WBO世界スーパーバンタム級5位、IBF6位、WBA8位にランクされるジェルウィン・アンカハス(フィリピン)=36勝(24KO)4敗2分=は、8月2日(日本時間3日)に米・カリフォルニア州カーソンのサンダー・スタジオで開催されるマーヴ・ネイション プロモーション興行のメインイベントに出場。スーパーバンタム級8回戦で、ルーベン・カセロ(ウルグアイ)=13勝(5KO)4敗=と対戦が決定。
アンカハスは7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのMGMグランドで開催された、マニー・パッキャオvsマリオ・バリオス興行のアンダーカードに出場が決まっていたが、キャンセルとなっていた。
アンカハスをサポートするMPプロモーションCOOのショーン・ギボンズは、これを受け早期に代替え試合を組むことを約束していた。
「ラスベガスとロサンゼルスでの準備とトレーニングが無駄にならないように、どこでも誰とでも戦う」と語っていたアンカハスは、「私たちは準備を続けてきました。ずっとトレーニングを続けて来たおかげで、コンディションは万全です」と、準備万端をアピール。

2024年2月24日に東京・両国国技館で、井上拓真(大橋)=20勝(5KO)2敗=選手が保持していたWBA世界バンタム級王座に挑戦し、第9ラウンド、井上選手の右ボディアッパーを喰い、テンカウントKO負けを喫したアンカハスは、一度は引退を考えた事を告白。
しかし、46歳のパッキャオが30歳のバリオスを追い詰めながら、惜しくも引き分けに終わった試合を観戦した後、「パッキャオは私を奮い立たせ、もっと頑張ろうという気にさせてくれた。彼が46歳でできるのなら、私が全盛期の姿を取り戻せない理由はない」と断言。33歳のアンカハスは大いにやる気を見せている。