元世界王者カルロス・クアドラス&エイドリアン・クリエル 再起戦 「結果」 Bxstrsプロモーション興行

12月6日(日本時間7日)、メキシコ・ネサワルコヨトルのドモ・ジャルディン・ビセンテナリオで開催された、Bxstrsプロモーション興行に、二人の元世界王者が登場。バンタム級8回戦に出場した、元WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ・53.8キロ)=42勝(28KO)5敗1分=は、ダニエル・ラミレス(メキシコ・53.9キロ)=16勝(9KO)8敗=と対戦。

序盤から左ジャブを軸にペースを掌握したクアドラスは、ラミレスの抵抗に遭いながらも、打撃戦を制し判定勝ち。昨年11月17日(日本時間18日)にウズベキスタン・タシケントで、ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)5敗1分=を判定で破り、WBC世界スーパーフライ級暫定王座を獲得して以来のリング復帰を果たした。スコアは80-72、78-74、78-74。

暫定王座を保持していたクアドラスは、5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナで、アンドリュー・モロニー(オーストラリア)=26勝(16KO)4敗1NC=との防衛戦が決まっていたが、左アキレス腱の負傷により試合をキャンセル。暫定王座は返上していた。

メインカードには元IBF世界ライトフライ級王者エイドリアン・クリエル(メキシコ・49.5キロ)=24勝(5KO)6敗1分=が登場。2月16日(日本時間17日)にメキシコ・オアハカで行われた、シベナティ・ノンティンガ(南ア)=13勝(10KO)2敗=とのダイレクト・リマッチで、10回逆転TKOで敗れ世界王座を失い、6月29日(日本時間30日)に米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで、元IBF世界フライ級王者サニー・エドワーズ(英)=21勝(4KO)2敗=に9回1秒負傷判定負け。

今年に入り2連敗中のクリエルは、ダミアン・アルセ(キューバ・49.6キロ)=6勝(4KO)2敗=とフライ級10回戦でグローブを交え、初回、アルセの先制攻撃でトラブルに陥ったものの、2回以降は立て直し、徐々に地力の違いを見せつけ、多彩なパンチで、粘るアルセを押し切り判定勝ち。スコアは98-92、97-93、97-93。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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