11月16日(日本時間17日)に米・ラスベガスで開催決定が伝えられていた、WBC世界ライト級2位シャクール・スティーブンソン(米)=20戦全勝(10KO)=と、同級4位フランク・マーティン(米)=18戦全勝(12KO)=による同級王座決定戦は、最終合意後にマーティンが出場を辞退。トップランクは試合の中止を発表した。マーティンはキャリア初となる7桁のファイトマネーを手にする予定だった。この急転直下の決定に対し、PBC、トレーナーのデリック・ジェームズ共に、コメントを発していない。

王座決定戦への次の出場権利は、3位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は休養中で、4位イサック・クルス(メキシコ)はWBA王者ジェルボンテ・デービス(米)との再戦に動き、5位ウィリアム・セペダ(メキシコ)は9月16日(日本時間17日)に米・カリフォルニア州ロサンゼルスで、メルシト・ゲスタ(比・米サンディエゴ在住)と対戦が決定済で、6位のエドウィン・デ・ロス・サントス(ドミニカ)=16勝(14KO)1敗=に順番が回って来る。

最近4試合を米国で戦っている23歳のサウスポーは、このような事態を予想していたのか、直近、「いつでもスティーブンソンの相手をしてやるよ」と強気のコメントを発しており、王座決定戦への出場は問題なしと見られる。