WBOが指令している、WBC、WBO世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=へ、WBO世界同級1位ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=が挑む指名戦は、期限内に同意する事が出来ずWBOは入札の開催を決定。
入札はライブ・ストリーミングにより来週開催され、日時等の詳細は間もなく発表される。最低落札価格は20万ドルで、報酬分配は王者フンドラが75%、挑戦者のザヤスは25%となる。
WBOが3月24日(日本時間25日)に指令した両選手による指名戦は、交渉期限は4月12日(日本時間13日)までとなっていたが、フンドラをサポートするプレミア・ボクシング・チャンピオンズと、ザヤスをプロモートするトップランクは、共同で交渉期間の延長を要求。4月25日(日本時間26日)まで交渉期限の延長を認められていたが、契約には至らなかった。
しかし、プレミア・ボクシング・チャンピオンズとトップランクは、今後、協力し合い共同でイベントを開催して行くことを確認しており、入札開催までの短い時間内で対戦同意に達する可能性は残されている。
5/23 IBFスーパーフライ級王座決定戦 ガルシアvsカリスト

4月26日(日本時間27日)にメキシコ開催が伝えられていた、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦。同級3位(1、2位は空位)ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=22勝(13KO)5敗2分=と、同級4位レネ・カリスト(メキシコ)=23勝(9KO)無敗1分=の再戦は、約1ヶ月延期され5月23日(日本時間24日)にメキシコで開催される。
両者は昨年12月21日にツインメッセ静岡で対戦。日本で行われたメキシカン同士による王座決定戦は、ガルシアが序盤から旺盛な手数でカリストを押し込み、左右フックを上下に打ち分け攻勢をかけ、カリストがインサイドからの右カウンターを軸に迎え撃つ展開で12回を終了。
常に先手を取り、手数、ヒット数でも上回ったガルシアの手が挙がるかと思われたが、公式スコアは118-110ガルシア、116-112カリストと、114-114で引き分け。新王者は決まらなかった。
試合後、IBFは両者による即時再戦を指令。2月12日(日本時間13日)に開催された入札で、マニー・パッキャオのMPプロモーションが単独の15万1100ドル(約2280万円)で興行権の落札に成功。試合は90日以内に開催される事になっていた。ファイトマネーの分配は50:50で、両選手がそれぞれ7万5550ドル(約1140万円)を獲得する。