11月12日(日本時間13日)、米・フロリダ州マイアミのE11EVENクラブで開催された、BoxR・エンターテインメント興行のメインで行われた、WBCインターナショナル・バンタム級王座決定戦。元世界2階級制覇王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)=22勝(15KO)3敗1NC=と、ダニス・アグエロ・アリアス(ドミニカ)=20勝(17KO)2敗=の一戦は、リゴンドウが初回1分46秒KO勝ちで新王者。
サウスポー同士の対戦は、リゴンドウが放った左ボディストレート一発で決着。44歳のリゴンドウは、試合に恵まれず、ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)転向を表明。何度か試合が組まれたが、その度に直前になり対戦相手から逃げられ試合が出来ず、結局、ボクシングに戻って来た。
2023年6月9日(日本時間10日)に米・フロリダ州マイアミのカジノ・マイアミで、チャーリー・クレメンテ-アンディーノ(プエルトリコ)=12勝(5KO)3敗=に7回KO勝ちして以来のリング復帰を果たしたリゴンドウは試合後、「2025年、井上尚弥とのビッグイベントを狙いたい」とコメント。
この勝利で世界ランキング復帰を確実としたリゴンドウが、世界同級4団体統一王者である井上選手の王座に挑戦できる可能性は限りなく低いが、それを見てみたいというファンも多い。また、バンタム級でもやれるというリゴンドウは、世界バンタム級王座を独占する4人の日本人王者と戦っても、面白い組み合わせにはなる。
まだまだ意気盛んなリゴンドウの今後に注目。