8月19日(日本時間20日)、英・バーミンガムのウティリタ・アリーナ・バーミンガムで開催された、WBCインターナショナル・フライ級戦。王者でIBF10位、WBC11位、WBC14位のガラル・ヤファイ(英)=4戦全勝(3KO)=に、挑戦者トミー・フランク(英)=15勝(3KO)3敗1分=が挑んだ一戦は、ヤファイが初回1分40秒TKO勝ち。
試合開始ゴングと共にフランクに迫ったサウスポーのヤファイは、右フックでダウンを奪うと、再開後、左ストレートを上下に散らし連打で猛攻。たまらずフランク陣営から白いタオルが投げ込まれ試合はストップ。東京五輪フライ級金メダリストのヤファイ(30歳)は、昨年2月のデビュー10回戦で獲得した王座の3度目の防衛に成功。実兄の元WBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ(英)に続く、世界王座獲得のチャンスを待つ。
セミファイナルのWBAインターナショナル・ウェルター級戦は、王者でWBA15位のサイラス・パティンソン(英)=6戦全勝(4KO)=が、挑戦者コナ・ウォーカー(英)=11勝(3KO)2敗1分=に8回終了TKO負けで王座陥落。カケ率7:1で有利と見られていたパティンソンは、3回、5回、6回と3度のダウンを奪われ、第8ラウンド終了後棄権に追い込まれ、まさかの王座転落となった。