IBFは世界スーパーミドル級3位クリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=と、4位ディエゴ・パチェコ(米)=22戦全勝(18KO)=による、世界同級挑戦者決定戦を指令。勝者は世界同級王者ウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23戦全勝(9KO)=への指名挑戦権を獲得する。
トップランクと契約するムビリは、WBC、WBAでは1位。WBOでも2位にランクされており、WBC、WBA、WBO王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=への指名挑戦実現が待たれるが、残念ながらその可能性は低い。
一方、マッチ―ルーム・ボクシング所属のパチェコは、WBOでは1位、WBC3位にランクされている。IBF以外の団体で1位の座にある両者が、IBF王座への挑戦権を争う戦いに参加するかどうかはわからないが、どちらが勝ってもスカルの持つ王座を攻略する可能性は高いと見られる。
パチェコは来年1月に米・ラスベガスで、9月14日(日本時間15日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBA暫定世界スーパーミドル級王座決定戦で、カレブ・プラント(米)=23勝(14KO)2敗=に9回TKOで敗れた、トレバー・マッカンビー(米)=28勝(21KO)1敗1NC=との対戦話が進行中。
カネロへの挑戦が実現しない両陣営が、どのように動くのか。今後の動向に注目。