10月21日(日本時間22日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション(主導)と、トップランク共催興行で行なわれた、IBF女子世界フライ級戦。王者アレリー・ムシーニョ(メキシコ)=32勝(11KO)3敗2分1NC=に、同級1位の指名挑戦者ガブリエラ・フンドラ(米)=11戦全勝(4KO)=が挑んだ一戦は、フンドラが5回1分18秒KO勝ちで新王者。
試合はムシーニョが試合開始ゴングと共に左右フックを振り回し、長身サウスポーのフンドラに肉薄。先制攻撃を仕掛けたが、フンドラは冷静に左カウンターを打ち込み対処。終了間際には左を効かせ、ムシーニョをコーナーに追い込んだ。
2回以降も、フンドラのロングレンジからの左ストレート、右フックの前にムシーニョは苦戦。迎えた第5ラウンド、フンドラの左ストレートでムシーニョはダウン。ふらつきながらも立ち上がり再開に応じたが、フンドラは左ストレートですかさず追撃。ロープ際に後退したムシーニョが右フックを受け腰砕けになると、ジャック・リース(米)主審はダウンを宣告。カウント途中で試合はストップされた。ムシーニョは約12年ぶり、キャリア2度目のKO敗戦。フンドラの圧勝。