11月9日(日本時間10日)にプエルトリコ・バヤモンのルーベン・ロドリゲス・コロシアムで開催予定の、IBF世界バンタム級挑戦者決定戦に出場が決っていた、前王者で現在同級3位にランクされるエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=24勝(13KO)3敗1NC=が出場を辞退。ロドリゲスと対戦が決まっていた、同級5位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=は、4位チャーリー・エドワーズ(英)=20勝(7KO)1敗1NC=と挑戦権を争う事になった。
レイエスをプロモートするボックスツァ―・プロモーションは、同級4位チャーリー・エドワーズ(英)=20勝(7KO)1敗1NC=と戦う準備をしてる事を発表。英国遠征も辞さない構えを見せている。
ロドリゲスvsレイエスの興行権は入札により、ロドリゲス擁するフレッシュ・プロダクションが12万500ドル(約1730万円)で落札。ファイトマネーの分配はロドリゲスが60%の72,300ドル(約1040万円)、レイエスが40%の48,200ドル(約690万円)となっていた。
プロデビュー4年目のレイエスは、メキシコ・ティファナをホームリングとする22歳のサウスポーで、昨年来日し、井上尚弥(大橋)選手のスパーリング・パートナーを務めている。
元WBC世界フライ級王者のエドワーズは、27日(日本時間28日)に英・ロンドンのヨーク・ホールで、トーマス・エソンバ(英)=13勝(4KO)9敗1分=の持つEBU欧州同級王座に挑戦し、12回判定勝ちで王座奪取に成功。急遽、巡って来た挑戦者決定戦の話にやる気を見せている。
レイエス陣営は英国での試合開催にも乗り気で、今後の交渉が注目される。
11/23 エルウィン・ソト 復帰戦決定
元WBO世界ライトフライ級王者で、WBC世界同級10位にランクされるエルウィン・ソト(メキシコ)=21勝(13KO)3敗=が、11月23日(の本時間24日)にメキシコ・メヒカリのプラザ・カラフィアで約1年ぶりにリング復帰。モイセス・カロ(メキシコ)=11勝(5KO)3敗3分1NC=とグローブを交える。
27歳のソトは2019年6月にアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に12回逆転KO勝ち収め世界王座獲得。日本の高山勝成選手に勝つなど、3度の防衛に成功したが、2021年10月にジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)にスプリットの判定で敗れ王座陥落。
2022年6月にメキシコ・メヒカリ行われたヘッキー・ブトラー(南アフリカ)とのWBC世界ライトフライ級挑戦者決定戦では、最終12回に痛恨のダウンを喫し、113‐114×3の判定負け。昨年、再起し2連勝を飾っていたが、今年初めのスパーリングで左手を負傷。手術を受け、ブランクを余儀なくされていた。