WBA世界スーパーウェルター級1位イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=9勝(6KO)=無敗1分=は、来年1月27日(日本時間28日)に英・ロンドンで開催が予定されていた、同級5位ジェームズ・メトカーフ(英)=25勝(15KO)2敗=とのWBA世界同級王座決定戦が、公式発表間近になりキャンセルされた事を、母国でのメディア・インタビューで明かした。
理由は明らかにされていないが、IBO世界同級王座を保持するメトカーフが、最終的に試合への出場を拒否したとマドリモフは語っている。マドリモフvsメトカーフは、エディ・ハーンが以前から王座決定戦として実現させたいとしていたカードだった。現在、新しい対戦相手をランキング順に探していると話したマドリモフは、対戦相手と日程が決まるまで母国でトレーニングし、その後、米国で調整する予定だと言う。
WBA世界同級スーパー王者ジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=は、9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗1分=の持つ王座に挑み、全く良い所なく判定負け。
チャーロはカネロ戦のリングに上がった時点でWBO王座を剥奪されたが、11月にはIBF同級1位バカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=21戦全勝(15KO)=との指名戦入札を前に、IBF王座を正式返上。そして12月に入り、妻への暴行容疑で逮捕、暴行罪で起訴された(18日に保釈金を支払い釈放)。妻からは離婚の要求と共に、一時的接近禁止命令を裁判所に申請されるなど、私生活は散々な状態にあり、リング復帰の目途は立っていない。