元WBO世界スーパーウェルター級王者で、現在、WBC&WBO世界スーパーミドル級2位にランクされ、WBC同級シルバー王座を保持するハイメ・ムンギア(メキシコ)=42戦全勝(33KO)=は、これまでコンビを組んでいた元4階級制覇王者エリック・モラレス(メキシコ)とのトレーナー関係を解消。既に1週間に渡り、米・ロサンゼルスでフレディ・ローチの指導を受けている。

ムンギアをプロモートする、サンフェル・プロモーションは、ムンギアの次戦を年内に予定。対戦相手候補には、WBO4位、IBF5位、WBC10位にランクされるエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=21戦全勝(16KO)=と、5月に4団体統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=59勝(39KO)2敗2分=の持つ王座に挑戦し12回判定で敗れた、ジョン・ライダー(英)=32勝(18KO)6敗=の名前が挙がっている。

ムンギアは6月に行われたセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=14勝(10KO)5敗=戦では、初回から真っ向勝負の激しい打撃戦を展開したが、中盤以降、デレイビャンチェンコの巧い出入りの戦術の前にポイントリードを許したが、最終ラウンド、左ボディで起死回生のダウンを奪い際どい逆転勝ち(115-112、114-113、114-113)を納め無敗を維持。

デレイビャンチェンコ戦後、モラレスはメキシコ・バハ・カリフォルニア州のスポーツ研究所の所長に任命された為に、ムンギアとフルタイムでトレーニング出来る時間を作れなかったと弁明していた。