元WBA世界ライトフライ級王者で、現在1位にランクされるカルロス・カニサレス(ベネズエラ)=26勝(19KO)1敗1分=が、WBAスーパー(統一)&WBC王者の寺地拳四朗(BMB)=22勝(14KO)1敗=の持つ王座に挑戦。試合は来年1月23日(日本時間24日)に大阪での開催が予定されている。

カニサレスは2021年5月にメキシコで、10回戦の経験が一度(判定負け)だけというエステバン・ベルムデス(メキシコ)=14勝(10KO)4敗2分=を相手に、保持していた世界王座の3度目の防衛戦を行ったが、5回まで一方的にリードしながら6回、ベルムデスの右フックで2度のダウンを喫しTKO負けで王座陥落。2019年5月に木村 翔 (青木→花形)=19勝(12KO)3敗4分=選手に12回判定勝ちして以来、約2年ぶりの試合だった。

王座奪還に向け再起したカニサレスは、WBAから承認されたベルムデスとの再戦は実現しなかったが、今年6月、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた挑戦者決定戦で、ダニエル・マテロン(キューバ)=13勝(7KO)1敗2分=を8回負傷判定に破り挑戦権を獲得。寺地選手への挑戦を熱望していた。

同日は延期されていたWBA世界フライ級指名戦。王者アルテム・ダラキャン(ウクライナ)=22戦全勝(15KO)=に、同級1位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=18勝(11KO)2敗1分=選手が挑むタイトル戦の他、日本スーパーバンタム級7位那須川天心(帝拳)=2勝無敗=選手が、プロボクシング転向第3戦目で、WBO世界バンタム級14位ルイス・ロブレス(メキシコ)=15勝(5KO)2敗1分=と対戦し、世界ランク入りを狙う。正式発表が待たれます。