WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、WBA世界同級王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=18戦全勝(9KO)=による王座統一戦が、11月にサウジアラビア・リヤドで開催される事を、”リヤド・シーズン”を主導するトゥルキ・アラルシク大臣が発表。
スーパーフライ級で4団体王座統一を目指すロドリゲスは、7月19日(日本時間20日)に米・テキサス州フリスコのフォード・センターで決まっている、WBO世界同級王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=による王座統一戦で勝利する事が条件となる。
カフは昨年10月14日に東京・有明アリーナで、田中恒成(畑中)=20勝(11KO)2選手から、5回にダウンを奪い12回判定勝ちで王座奪取に成功。3月に元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=と、ニカラグアでの対戦が計画されていたが、最終的に交渉は頓挫。それから時間を置かず届いたロドリゲス陣営からのオファーに飛びついていた。

ロドリゲスvsカフの予想は圧倒的にロドリゲス優位と見られているが、サウジアラビアでのファイトが決まり、その内容が大きく注目される。
世界スーパーフライ級は5月23日(日本時間24日)にメキシコ・サカテカスで行われたIBF世界同級王座決定戦で、レネ・カリスト(メキシコ)=23勝(9KO)1敗1分=とのダイレクトリマッチを制し、12回判定勝ちで新王者となったウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分1NC=も、ロドリゲスとの対戦を強く熱望しており、来年にも4団体の王座が統一される可能性が出て来た。

また、アラルシク大臣は年内にも開催が計画されている、WBO、IBF世界ライトヘビー級&WBAスーパー同級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=と、前王者でWBA、WBC、WBO世界同級1位、IBF3位にランクされるアルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21(20KO)1敗=の第3戦を、ロシアで開催する事を容認。
ビボルvsべテルビエフ 3 は、11月にサウジアラビアでの開催が計画されていたが、両陣営がロシアのプロモーターから高額ファイトマネーを約束された事で、ロシア開催を希望していた。しかし、具体的な日時がいつになるかは全く不明となっている。