3月16日(日本時間17日)、英・バーミンガムのリゾーツ・ワールド・アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション興行。元WBO世界ヘビー級暫定王者で、チャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)2敗1分=に2連続KO負けを喫した、WBC世界同級12位ジョー・ジョイス(英)=15勝(14KO)2敗=が、前IBF欧州同級王者カッシュ・アリ(英)=21勝(12KO)2敗=と対戦したヘビー級10回戦は、ジョイスが最終ラウンド終了間際、右ストレートを決めダウンを奪いテンカウントKO勝ち。KOタイム10回2分53秒。

IBO(国際ボクシング機構)世界スーパーバンタム級王座決定戦。WBC5位、IBF8位、WBA14位リアム・デイビス(英)=14戦全勝(6KO)=と、IBF12位エリック・ロブレス(メキシコ)=15勝(9KO)1敗=の一戦は、デイビスが2回1分17秒TKO勝ち。試合は第2ラウンド、デイビスの右アッパーから左フックで、サウスポーのロブレスがダウン。ダメージは大きく、再開後、追撃の右ストレートが決まると試合はストップ。同時にロブレスはキャンバスへ崩れ落ちた。

メインイベントのBBBofC(英国ボクシング管理委員会)イギリス・ミドル級王座戦。王者でWBO世界同級5位、IBF11位、WBA12位、WBC15位ネイサン・ヒーニー(英)=18戦全勝(6KO)=に、挑戦者ブラッド・パウルズ(英)=18勝(10KO)1敗=が挑んだ12回戦は、大激戦の末に引き分け。スコアは116-113ヒーニー、115-114パウルズと、114-114。

元WBO世界スーパーミドル級1位ザック・パーカー(英)=23勝(17KO)1敗=と、タイロン・ズージ(ドイツ)=27勝(15KO)1敗1分=の10回戦は、パーカーが第2ラウンドにダウンを奪われながら判定勝ち。スコアは98-91、97-92、96-94。2022年11月、ジョン・ライダー(英)とのWBO世界同級暫定王座決定戦で、4回終了TKO負けを喫しているパーカーは、これで再起2連勝となった。

CBC(英連邦ボクシング評議会)スーパーバンタム級王者でWBO世界同級11位のデニス・マッキャン(英)=14勝(8KO)無敗1分=に、WBO世界同級12位ブラッド・ストランド(英)=11戦全勝(3KO)=が挑んだ12回戦は、2回に右ストレートでダウンを奪ったマッキャンが判定勝ち。スコアは118-111、116-111、116-112。

勝った23歳のマッキャンは、空位のBBBofCイギリス同級と、WBOインターコンチネンタル同級王座を獲得。今後、WBOランキングで上位進出が予想される。