4月27日(日本時間28日)、米・カリフォルニア州フレズノのセーブマート・アリーナで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行。元IBF世界スーパーフェザー級、WBC世界ライト級暫定王者のジョセフ・ディアスJr(米)=33勝(15KO)5敗1分=と、元世界ランカーのオスカー・ドゥアルテ(米)=26勝(21KO)2敗1分=のスーパーライト級10回戦は、ドゥアルテが9回2分32秒KO勝ち。
共に再起戦。サウスポーのディアスJrに対し、体格で上回るドゥアルテはプレスを掛け前進し、右ストレートから左フックを上下に打ち込む。対するディアスJrは動きながら左ボディアッパー、右フックで応戦。激しいペース争いが繰り広げられたが、5回、ドゥアルテの右ストレートからの左フックでディアスJrはグラリ。
6回、開始からドゥアルテが出て右ストレート、左フック。ディアスJrは押し込まれながらも左ボディ。7回、ドゥアルテは前進し左ボディ、右ストレート。8回も前に出るドゥアルテが手数、パワーパンチのヒットで上回る。9回、ディアスJrは接近しての打ち合いに応じるが、ドゥアルテの左ボディ、右ストレートが強い。ショートレンジでドゥアルテの連打を受けるディアスJrに、マイケル・マルガド(米)主審が割って入ると、コーナーから白いタオルが投げ入れられた。
WBA、WBC、WBO女子世界フライ級王座決定戦(アラニスが勝った場合のみ新王者)。前日計量で2ポンドオーバー、王座を剥奪された前王者マーレン・エスパルサ(米)=14勝(1KO)1敗=と、元WBO王者ガブリエラ・アラニス(亜)=14勝(6KO)1敗=の一戦は、アラニスが判定勝ちで新王者。
スコアはフェルナンド・ビジャレアル(米)97-93、ザカリー・ヤング(米)96‐94アラニスと、スティーブ・モロー(米)98‐92エスパルサのスプリット。昨年7月以来の再戦となった試合は、またしてもスコアのつけずらい展開が続いたが、わずかにアラニスが上回った。
NABFウェルター級王座戦。王者でWBC世界同級8位にランクされるラウル・クリエル(メキシコ)=14戦全勝(12KO)=に、挑戦者ホルヘ・マーロンJr(米)=20勝(7KO)4敗2分=が挑んだ一戦は、初回開始早々、クリエルの左ボディがサウスポーのマーロンJrに決まると、あっさりダウン。再開後、再びクリエルの左ボディを浴びたマーロンJrは、キャンバスへ膝を付いたまま動けず、試合はストップ。KOタイム初回1分31秒。