元世界2階級制覇王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)2世、19歳のファンミタ・ロペス・デ・ヘスス(プエルトリコ)のプロ第2戦は、4月5日(日本時間6日)にプエルトルコ・カグアスのマロン・アポンテ・コロシアムで行われる事が決定。スーパーフライ級4回戦で、マリク・キノネス(プエルトリコ)=2戦全勝(2KO)=と対戦する。試合はミゲール・コット・プロモーション、トップランク、H2エンターテーメントの共催で、興行名は“Boxeo Boricua en Aibonito”

2月14日(日本時間15日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで、ブライアン・サンティアゴ(米)=1勝2敗1分=を相手に行われたプロデビュー戦では、父親と同じサウスポースタイルからフットワークを使い、速いジャブ、左ストレーでプレスを掛け、サンティアゴの出鼻に左アッパーをカウンター。見事な一撃で、仰向けにキャンバスへ倒れたサンティアゴは、全く動く事が出来すにテンカウントを聞いている。

プエルトリコ期待のホープ、ファンミタが出場する興行の模様は、ミゲール・コット・プロモーションのYouTubeチャンネルでライブ配信されます。

WBO、IBF世界スーパーミドル級動向

マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、WBO世界スーパーミドル級1位ディエゴ・パチェコ(米)=23戦全勝(18KO)=と、同級2位クリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=の対戦交渉が開始されている事を明かし、試合はWBO世界同級暫定王座決定戦になる可能性がある事を示唆。

ハーンは6月にも、米・カリフォルニア州ロサンゼルスでパチェコの次戦を計画。何人かの対戦相手候補と接触しているが、「ムビリとの戦いがいい」とコメント。ハーンは「我々はロサンゼルスでやりたいが、ムビリ陣営はカナダでやりたがっている。今後、交渉がうまくまとまる可能性もあるが、まとまらなければ違う相手と戦う」としている。

ムビリはカナダ・ケベックシティを本拠とするアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントとプロモート契約を締結、現在はカナダ・モントリオールに居住しており、ムビリvsパチェコは、ケベックシティのビデオトロン・センターでの開催を希望している。

IBFは世界スーパーミドル級の挑戦者決定戦として、同級3位ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=24戦全勝(21KO)=と、同級4位オスレイス・イグレシアス(キューバ)=13戦全勝(12KO)=の対戦を指令。これに対し、サドジョをプロモートする、Y12ボクシングのヨハン・ザウイが異議を唱え、同級2位(1位は空位)ウラジール・シシュキン(ロシア / 米・フロリダ州在住)=16勝(10KO)1敗=をサポートする、サリタプロモーションのドミトリー・サリタも同調。

IBFの挑戦者決定戦は、最初にサドジョvsムビリが指令され、入札によりサドジョ陣営のY12ボクシングが87万8千ドル(約1億3530万円)で落札。ムビリをプロモートアする、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントは、76万7千ドル(1億1820万円)で及ばなかった。

Y12ボクシングはフランス・パリで試合を開催する意向だったが、ムビリ陣営は出場を辞退。そして今回サドジョとの対戦を義務付けられたイグレシアスもムビリと同じく、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントのカミーユ・エステファと契約しており、優先順位はシシュキンにあるとし、IBFがこれにどう答えるかが注目されている。