IBF世界スーパーライト級王者リチャードソン・ヒッチンズ(米)=19戦全勝(7KO)=に、元WBO、IBF世界ライト級&WBAスーパー王者で、IBF世界同級3位にランクされるジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)=22勝(10KO)3敗=が挑むタイトル戦は、6月14日(日本時間15日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催される、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング&ディベラ・エンターテインメント興行で行われる。

当初、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、6月21日(日本時間22日)に米・ニューヨークまたはラスベガスで、このカードを開催する事を計画していたが、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=の再戦が、6月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナでの開催が仮決定となった為、1週間前倒して開催される事になった。

ドミトリー・ビボル WBC王座返上 べテルビエフと3度目の対戦へ

4団体統一世界ライトヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=は、WBCから指令されていた暫定王者デビッド・べナビデス(米)=30戦全勝(24KO)=とのWBC王座統一戦の交渉期限終了を前に、WBC王座を返上し、前4団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21勝(20KO)1敗=との3度目の対戦を選択。

ビボルの弁護士パット・イングリッシュは、統一王者の防衛戦ローテーション・システムは、今回IBFが主管団体であると主張していることを指摘。何年も前に設定されたローテーション・システムを、WBCが守れない事に対し落胆しているとの書蘭をWBCのマウリシオ・スライマン会長に送っているが、スライマン会長は暫定王者ベナビデスが正規王者に昇格することをソーシャルメディアで発表。

ビボルとべナビデスは、1ヶ月前に対戦の最終同意に近づいているとの情報が流れたていたが、べナビデスを共同プロモートする、サンプソン・リューコーイッツはこれを全面的に否定していた。

ビボルvsべテルビエフは、初戦、2戦目共に好ファイトを演じ、第2戦の興行収入は初戦を上回り、”リヤド・シーズンを”主導する、サウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣は、第2戦が終わった後から、第3戦を実現させる方向であることを明らかにしていた。