マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンと3試合の契約を締結した、IBF世界スーパーライト級王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=20勝(20KO)1敗=の2度目防衛戦は、同級6位リアム・パロ(オーストラリア)=24戦全勝(15KO)=を挑戦者に迎え、6月15日(日本時間16日)にプエルトリコ・マナティで開催される事が決定。放映はDAZN。

WBO世界同級8位にランクされていたパロは、早い時期から挑戦者候補として名前が挙がり、IBFランキングにも入ったが、報酬への不満から一時はマティアスへの挑戦を辞退する考えを明らかにしていたが、元の鞘に納まる形になった。

IBF世界同級はマッチルーム・ファイターの同級3位リチャードソン・ヒッチンズ(米)=17戦全勝(7KO)=が、4月6日(日本時間7日)に米・ラスベガスのフォンテーヌブロー・ラスベガスで、同級7位グスタボ・レモス(アルゼンチン)=29戦全勝(19KO)=と、マティアスへの指名挑戦権を賭けて戦う事が決まっている。

4階級制覇へ エマヌエル・ナバレッテ 「デュランのように!」

WBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)1敗1分=と、WBO世界ライト級2位デニス・ベリンチク(ウクライナ)=18戦全勝(9KO)=による、WBO世界ライト級王座決定戦は、5月18日(日本時間19日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・リゾート&カジノで開催される、トップランク興行のメインカードで行われる事が決定。

ナバレッテは攻撃こそ最大の防御と信じ、そのスタイルを貫いてここまで来た。ボブ・アラムは、かつてプロモートした4階級制覇王者のロベルト・デュランの名前を挙げ、「彼(ナバレッテ)も同じだ。彼の最大の防御は攻撃だ」と語り、デュランが最も攻撃的で強かったライト級で、ナバレッテが4階級制覇を達成する事を疑わない。

続けてアラムは、ナバレッテが同じトップランクと契約する、3階級制覇のWBC王者シャクール・スティーブンソン(米)=21戦全勝(10KO)=。 WBA王者のジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=らと対戦する為に、ライト級への階級アップを決めた事を示唆。

スティーブンソンはナバレッテとの対戦を早い時期から熱望しており、ナバレッテが勝てば年内にもトップランク・ファイター同士による王座統一戦が実現する可能性は高い。まずはべリンチク戦。ナバレッテが自分のスタイルで階級の壁を乗り越える事が出来るのかに注目。