11月8日(日本時間9日)、米・バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナで開催された、トップランク興行のメインカード。WBC・USAライト級タイトル、WBOインターナショナル&IBFインターコンチネンタル同級王座決定10回戦。WBC・USA王者でWBC、IBF、WBO世界同3位にランクされるキーショーン・デービス(米・134.2ポンド)=11勝(7KO)無敗1NC=と、IBF世界同級6位、WBC9位、WBO13位グスタボ・レモス(アルゼンチン・141.4ポンド)=29勝(19KO)1敗=の一戦は、デービスが2回TKO勝ち。
体重超過で王座獲得資格なしのレモスが、146ポンドに設定された当日計量を144.6ポンドでクリアし行われた試合は、地元ファンの前でデービスが圧勝。第2ラウンド、右カウンターでダウンを奪ったデービスは、左フックで2度目のダウンを奪う。レモスは立ち上がったが、よろけると再び尻もち。何とか再開に応じたレモスに対し、デービスは容赦なく襲い掛かり、左フックから右アッパーを決めこの試合3度目のダウンを奪うと、ラウル・カイズJr(米)主審は即座に試合をストップ。
フェザー級10回戦。ライース・アリーム(米)=20勝(12KO)1敗=と、デルリン・エルナンデス-ジェラルド(ドミニカ)=12勝(10KO)2敗1分=の一戦は、第5ラウンド、左フックでダウンを奪ったアリームが判定勝ち。スコアは100-89×3。
アリームは昨年6月18日にオーストラリア・ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンション&エキシビションセンターで行われた、IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で、サム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=に12回スプリットの判定負けを喫して以来の再起戦に勝利。
WBO北米ミドル級王座決定10回戦。WBO世界ミドル級10位、WBC11位トロイ・アイズリー(米)=13戦全勝(5KO)=と、タイラー・ハワード(米)=20勝(11KO)1敗=の一戦は、アイズリーが終始ハワードをアウトポイント。ハワードの最終ラウンドの反撃を凌ぎ、判定勝ちで新王者。スコアは99-91、99-91、98-92。
15戦全勝(13KO)のレコードを持つライト級新鋭アブドゥラ・メイスン(米)と、5月31日(日本時間6月1日)に米・ニューヨークで、30戦全勝(11KO)のカミル・ラシュチク(ポーランド)を2回TKOで破り初黒星を与えたヨハン・バスケス(ドミニカ・米在住)=26勝(21KO)5敗=の8回戦は、メイスンが2回逆転TKO勝ち。
サウスポーのメイスンは初回、バスケスの左フックでダウン。再開後、出てくるバスケスに左アッパーを決めダウンを奪い返すが、今度は攻め込んだところにバスケスの左フックを喰い、再びダウン。スリリングな初回を終えた第2ラウンド、メイスンが接近戦で左ボディアッパーを突き刺すと、バスケスは片膝を落としたまま動けず、レフェリーはカウント途中で試合をストップ。