WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=21勝(13KO)1敗=と、IBF世界同級王者リチャードソン・ヒッチンズ(米)=19戦全勝(7KO)=による王座統一戦が、5月に開催される可能性が高まりつつある。昨年12月7日(日本時間8日)にプエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで、リアム・パロ(オーストラリア)=25勝(15KO)1敗=を12回判定で破り、IBF王座を獲得したヒッチンズは、試合後のインタビューでロペスとの対戦を懇願。
5月に生まれ故郷の米・ニューヨーク、ブルックリンで王座獲得第一戦を行う事が内定しているヒッチンズは、同じブルックリン出身のロペスとの対戦を心待ちにし、「私はテオフィモに勝つ。私は彼より優れている。この階級では私が一番だ」と、ロペスを挑発。
ここ数試合もたつく試合が多いものの、ビッグマネーを追い求めるロペスに対し、手を焼いている感のあったトップランクのボブ・アラムは、ロペスがサウジアラビアの”リヤド・シーズン”を主導する、トゥルキ・アラルシク大臣と3試合のプロモート契約を交渉中であることを明言。
その3試合の相手はヒッチンス、ジャロン・エニス。そして、ライアン・ガルシアvsデビン・ヘイニー戦の勝者または敗者だと噂されている。そして、ロペスが先週ヒッチンスのマネージャーでもある、キース・コノリー(米)とマネージメント契約を締結した事により、ブルックリンを故郷に持つ両選手が、王座統一を賭けて雌雄を決する機運は高まっている。
IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦 入札結果 ルビンvsホームズ
1月28日(日本時間29日)に行われた、IBF世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)エリクソン・ルビン(米)=26勝(18KO)2敗=と、同級7位アードレアル・ホームズ(米)=17戦全勝(6KO)=戦の入札は、ProBox TVが、サリタ・プロモーションの22万ドル(約3420万円)を僅かに上回る、22万5千ドル(約3500万円)で落札。
ファイトマネーの分配はルビン13万5千ドル(2100万円)。ホームズが9万ドル(約1400万円)となる。この試合の勝者は王者バカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=23戦全勝(17KO)=への挑戦権を獲得する。
3/1 IBFスーパーライト級挑戦者決定戦 3位マティアスvs4位バレンズエラ
IBFが指令していた世界スーパーライト級挑戦者決定戦。元王者で同級3位(1、2位は空位)スプリエル・マティアス(プエルトリコ)=21勝(21KO)2敗=と、同級4位ガブリエル・バレンズエラ(メキシコ)=30勝(17KO)3敗1分=の一戦は、3月1日(日本時間2日)にプエルトリコで開催される事が決定。
3/22 スカイ・ニコルソンvsティアラ・ブラウン
3月22日にオーストラリア・シドニーのクドスバンク・アリーナで開催される、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング&ディベラ・エンターテインメント共催興行に出場する、WBC女子世界フェザー級王者スカイ・ニコルソン(オーストラリア)=12戦全勝(1KO)=の3度目の防衛戦は、同級1位の指名挑戦者ティアラ・ブラウン(米)=18戦全勝(11KO)=を相手に行われる事が決定。
WBC世界スーパーミドル級暫定王座決定戦
WBC世界スーパーミドル級4位オスレイス・イグレシアス(キューバ/ドイツ在住)=13戦全勝(12KO)=と、同級5位ルカ・プランティック(クロアチア)=11戦全勝(9KO)=による、世界同級暫定王座決定戦が計画されている。WBC世界同級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=は、かれこれ4年間に渡り指名試合を行っていないが、WBCは義務付ける様子もない。
現在、1位にランクされるクリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=は、ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=24戦全勝(21KO)=とのIBF挑戦者決定戦の入札が、1月30日(日本時間31日)に控えている。
2位のハイメ・ムンギア(メキシコ)=44勝(35KO)2敗=は、昨年12月14日(日本時間15日)にメキシコ・ティファナで、ブルーノ・スラース(フランス)=26勝(5KO)無敗2分=に、まさかの6回逆転KO負けを喫したばかりで、3位のディエゴ・パチェコ(米)=23戦全勝(18KO)=は、WBO1位にランクされている。
そんな状況から浮上した、両者による暫定王座決定戦は、WBCが承認を検討する考えを明らかにしている。今後に注目。