８月10日（日本時間１１日）、米ニューメキシコ州アルバカーキのティンレー・コロシアムで開催されたトップランク興行。メインカードのIBF世界フェザー級タイトルマッチ。王者ルイス・アルベルト・ロペス（メキシコ）＝30勝（17KO）2敗＝に、元WBO世界スーパーバンタム級王者で、同級１0位にランクされるアンジェロ・レオ（米）＝２3勝（11KO）１敗＝が挑んだ一戦は、レオが10回KO勝ち。
地元での世界戦で気合が入るレオは、自信満々で４度目の防衛を迎えたロペスに対し、序盤から譲らぬ戦いを見せ、迎えた第10ラウンド、不用意にジャブを伸ばしたロペスの引き際に強烈な左フックをヒット。仰向けにキャンバスへ落下したロペスのダメージは甚大で、動く事が出来ずテンカウントを聞いた。
２階級制覇に成功したレオは、スーパーバンタム級王座を奪われた相手、スティーブン・フルトン（米）＝２１勝（８KO）１敗＝へのリベンジマッチを希望。レオ戦を前にしても、井上尚弥（大橋）選手とのフェザー級での対戦アピールばかりに気が向かっていたロペスは、一瞬の隙がアダとなった。
セミファイナル。WBC世界スーパーライト級１０位、IBF１５位リンドルフォ・デルガド（メキシコ）＝20戦全勝（15KO）＝と、２６勝（15KO）無敗１分のレコードを持つブライアン・フローレス（メキシコ）の１０回戦は、３回にフラッシュ・ダウンを奪ったデルガドが判定勝ち。スコアは96-92、95-93デルガドと、９６‐９２フローレスのスプリット。
WBO世界フェザー級１位アーノルド・ケガイ（ウクライナ）＝２１勝（13KO）１敗１分＝と、ベルマー・プレシアード（コロンビア）＝２２勝（15KO）７敗１分＝の１０回戦は、ケガイが力の差を見せプレシアードを圧倒。８回が終了するとプレシアード陣営は棄権を選択。ケガイがTKO勝利を収めた。
