元2階級制覇王者で現在、WBC世界スーパーバンタム級3位、WBA4位、WBO6位にランクされるルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)2敗=の再起戦は、来年2月になる事が明らかになった。5月6日に東京ドームで井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手の持つ4団体統一世界スーパーバンタム級王座に挑み、初回にダウンを奪うも6回TKOで敗れたネリは、12月14日(日本時間15日)にホームタウンのメキシコ・ティファナでリング復帰を予定していたが、これは延期された。陣営は井上選手が階級を上げた後の王座を狙う意向。
井上選手は12月24日に東京・有明アリーナで、、IBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=の挑戦を受けるが、グッドマンを破れば来年4月に米・ラスベガスで予定されるトップランク興行で、WBC世界同級1位デビッド・ピカソ(メキシコ)=30勝(16KO)無敗1分=と対戦する可能性が高いと見られている。
その後のスーパーバンタム級で井上選手の対戦相手となりうるのは、12月14日(日本時間15日)にモナコ・モンテカルロのサル・デ・エトワールで行われる、WBA暫定世界スーパーバンタム級王座決定戦。同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)=11勝(8KO)1敗=と、同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)=30勝(25KO)4敗1NC=の勝者。
そして来年日本開催が伝えられている、WBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T)=29戦全勝(22KO)=選手とのドリームマッチという事になる。
ネリは井上選手に敗れた後、一時はWBA世界フェザー級3位にランクされたが、フェザー級転向は後回しとし、井上選手が階級上げた後の、後釜王座を狙う考えを明かにしたが、陣営の狙いは、現在、WBC2位にランクされる前IBF世界同級&WBAスーパー王者のマーロン・タパレス(フィリピン)=39勝(20KO)4敗=とのWBC王座決定戦で、他にPBCと契約し、今年の2試合をメキシコで行っている、WBO2位カール・ジャメス・マーティン(フィリピン)=25戦全勝(20KO)=とのWBO王座決定戦も視野に入れている。