元2階級制覇王者で、現在、WBA、WBC世界スーパーバンタム級3位、WBO6位にランクされるルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)2敗=と、2月22日(日本時間23日)にメキシコ・ティファナで対戦する、WBA、WBC、WBO世界フェザー級15位亀田京之介(TMK)=15勝(9KO)3敗2分=選手は、試合を前に早くもエキサイト。亀田選手と顔を合わせたネリは突然パンチをくらわし、すぐに関係者によって二人は引き離されたが、亀田選手の怒りは収まらない。
30歳のネリは、昨年5月6日に東京ドームで井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手の持つ4団体統一世界スーパーバンタム級王座に挑み、初回にダウンを奪うも6回TKOで敗れた後の再起戦で、世界王座カムバックへの第一歩となり、絶対に落とせない試合。
対する26歳の亀田選手は、世界ランカーとなっての初試合。2月初めにはメキシコ入りし、メキシコシティで調整に入っていた。試合は124ポンド契約のノンタイトル10回戦として行われ、対戦決定時に決まっていなかった試合地は、ネリのホームタウン・ティファナに決定。
亀田選手は、「逆に良かったですね。相手の地元という。むちゃくちゃアウェーなんやろうけど、それがまたいい。アイツの地元でアイツをKOしたら、ヤバイでしょ」と歓迎。
「あいつをボコボコにするよ。マジで。楽しみにしとって」ときっぱり言い放った亀田選手は、「3ラウンド以内のKO」を宣言。
これを伝え聞いていたネリも、フラストレーションを溜めていたと思われるが、さすがに悪童。前哨戦で先制攻撃を放った。悪童ぶりでは引けを取らない亀田選手が、次に顔を合わせた時、おとなしくしているとも思えないが、果たして。
今度ばかりはネリを応援するという日本のファンの声も聞こえる、メキシコvs日本の悪童対決は、大変な激戦となりそうです。