IBFが指令していた世界ライト級暫定王座決定戦。同級2位(1位は空位)にランクされるザウル・アブドゥラエフ(ロシア)=20勝(12KO)1敗=と、同級4位のレイモンド・ムラタラ(米)=22戦全勝(17KO)=の一戦は、5月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州サンディエゴで開催される、トップランク興行行われる。放映はESPN/ESPN+。

この試合は2月4日(日本時間5日)に入札の開催が予定されていたが、アブドゥラエフをプロモートするRCCボクシングと、ムラタラをサポートするトップランク、両陣営からの申し出により入札は回避され、期限を延長して対戦交渉が続けられていた。

IBF世界同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=18勝(12KO)3敗=は、昨年5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナで、ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)=21勝(10KO)3敗=を11回2分49秒TKOで破り、空位だった王座を獲得したが、昨年末のトレーニング中に腰を負傷。年明け早々に、母国ウクライナでMRI検査を受ける事が明らかにされ、現在も戦線復帰の話はない。

世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク 「あと2試合で引退!」

ヘビー級史上初の4団体統一世界王者で、現在、WBC、WBO世界ヘビー級&WBAスーパー王座を保持するオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=は、あと2試合でリングからの引退を示唆。

次戦は、2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、”リヤド・シーズン”で行われる、IBF世界ヘビー級戦。王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=に、元WBO王者で現在WBO暫定王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=35勝(24KO)3敗=が挑むタイトル戦の勝者を希望している。

5/10 ルビンvsホームズ IBFスーパーウェルター級挑戦者決定戦

IBF世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)エリクソン・ルビン(米)=26勝(18KO)2敗=と、同級7位アードレアル・ホームズ(米)=17戦全勝(6KO)=の一戦は、5月10日(日本時間11日)に米・フロリダ州キシミーのシルバー・スパーズ・アリーナで開催が決定。

この試合の興行権は1月28日(日本時間29日)に行われた入札により、ProBox TVが、サリタ・プロモーションの22万ドル(約3420万円)を僅かに上回る、22万5千ドル(約3500万円)で落札に成功していた。

ファイトマネーの分配はルビンが13万5千ドル(2100万円)で、ホームズは9万ドル(約1400万円)。この試合の勝者は王者バカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=23戦全勝(17KO)=への指名挑戦権を獲得する。