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11月24日、トヨタ・アリーナ東京で開催された『Prime Video Boxing 14』のセミファイナル。IBF世界フェザー級挑戦者決定12回戦。同級5位中野幹士(帝拳)=14戦全勝(13KO)=選手が、元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者で同級3位のライース・アリーム(米)=22勝(12KO)1敗=と対戦した一戦は、アリームが判定勝ち。

初回からプレスを掛けるサウスポーの中野選手はジャブを出しアリームを追い、左ストレートを打ち込むが、足を使い動くアリームも右カウンターを返す。中野選手は落ち着いた動きで左ストレートを軸にアリームを追った。

終始動くアリームは6回になると、攻撃的姿勢を強め連打で仕掛ける。的を絞らせないアリームを中野選手はなかなか捕まえられない。8回、偶然のバッティングでアリームは左目上をカット。中盤戦、アリームの攻勢を許した中野選手は、10回終盤、、アリームの右ストレートを喰いバランスを崩しダウン。

Mikito Nakano vs. Ra'eese Aleem
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11回、プレスを強めた中野選手だが、アリームも動いては軽い連打で譲らず試合は白熱。最終ラウンド、中野選手は左ストレート、右フックを決めアリームに迫ったが、アリームは最後まで動き続け試合終了ゴング。公式スコアは118-109、116-111、115-112。アリームが試合巧者ぶりを発揮し、同級王者アンジェロ・レオ(米)=25勝(12KO)1敗=への挑戦権を獲得。

スーパーフライ級10回戦。2021年のアマ世界選手権バンタム級優勝者で、WBO世界同級14位、WBOアジアパシフィック同級王者の坪井智也(帝拳)=2勝(1KO)=選手と、元WBC世界スーパーフライ級王者で、WBC世界同級1位、WBO世界バンタム級7位のカルロス・クアドラス(メキシコ)=44勝(28KO)5敗1分=の一戦は、坪井選手が8回2分59秒TKO勝ち。

立ち上がりから持ち前のスピードで主導権を握った坪井選手は、終始圧力を掛け、ボディブローを効かせ37歳のクアドラスを削って行った。そして迎えた第8ラウンド、一気のラッシュでレフェリーストップ勝ち。世界ランク上位進出を決定付けた。

バンタム級10回戦。WBA世界同級4位、IBF、WBO6位、WBC9位の増田陸(帝拳)=8勝(8KO)1敗=選手と、WBC15位ホセ・カルデロン(メキシコ)=14勝(6KO)2敗=の一戦は、増田選手が5回1分27秒負傷判定勝ち。スコアは48-47、48-47、48-48。

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