5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される、4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手に、WBA世界同級1位、IBF7位、WBO10位のラモン・カルディナス(米)=25勝(14KO)1敗=が挑むタイトル戦をメインとするトップランク興行は、開催を間近に控えけ決戦ムードが高まっている。
試合会場となるT-モバイル・アリーナ周辺には巨大ポスターがいくつも掲出されている。

4月から本格的な減量を開始した井上選手は、「疲労はピーク」としながらも順調にトレーニング・スケジュールを消化。「この時期の疲労は、いつも通りのこと。逆に順調だなと思う」と、これまでの調整がうまくいっている事を示唆。
井上選手がラスベガスのリングに上がるのは、約3年11ヶ月ぶり。コロナ禍真っ最中の2020年10月31日(日本時間11月1日)に、保持していたIBF世界バンタム級王座の防衛戦で、ジェイソン・モロニー(オーストラリア)を7回TKOで破った試合は、、MGMグランド・カンファレンス・センター、”ザ・バブル”で無観客で行われた。
2021年6月19日(日本時間20日)に、米・ラスベガスのヴァージンホテルで、IBF1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)を、第3ラウンド強烈な左ボディブローでキャンバスへ沈めたが、会場のキャパシティは約2千人だった。
今度の試合は最大約2万人の収容能力がある、T-モバイル・アリーナでの開催。「不安があるとすればどれだけの観客が入ってくれるのかという点」と井上選手が話していた、現在のチケット売れ行き状況は以下から確認。
また、トップランクは井上vsカルディナスのポスターと、Tシャツを販売中。
Naoya Inoue vs. Ramon Cardenas Official Event Poster (24×36)
Inoue vs. Cardenas Official Event T-Shirt
井上選手が順当にカルディナスに勝利すれば、次は9月14日に日本でWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)=13勝(10KO)1敗=との対戦が決定済。
そしてアフマダリエフを撃破すれば、12月はサウジアラビアでのファイトと、円熟期を迎えている井上選手の道しるべは、はっきりとしている。まずは日本人選手として初めてとなる、ラスベガスの大会場T-モバイル・アリーナでのメインイベントでの好ファイトに期待。