4月13日(日本時間14日)、英・マンチェスターのAO・アリーナで開催されたマッチルーム・ボクシング興行のメインカード。WBAインターナショナル・スーパーフェザー級王座戦。WBA世界同級6位ゼラファ・バレット(英)=29勝(16KO)2敗=が、王者でWBA8位のジョーダン・ギル(英)=28勝(9KO)2敗1分=に挑んだ12回戦は、バレットが10回2分44秒TKO勝ち。

ジャブの差し合いからスタートした試合は、ギルがワン・ツーから左フックで前進。バレットは足を使いながら動き、左フック、右アッパーで迎え撃つ展開。3回、バレットはロングレンジから右ストレートをヒット。続く左ボディ、右アッパーで優位に立った。

4回、ギルはサウスポーへのチェンジを織り交ぜ前進するが、バレットの左ボディで後退。右アッパー、左フックを受けた。5回以降、バレットの足は止まらず、動きながらジャブを飛ばし、ギルの出鼻に左右アッパー、左ボディをヒット。左を突いて前に出るギルは後続打が出ず、左目下が腫れた。

9回、軽快に動くバレットは左フックを好打。迎えた第10ラウンド、バレットのジャブからの左フックがボディに決まるとギルはダウン。再開後、反撃に転じたギルだが、再び左ボディで2度目のダウン。ここも立ったが、動きが止まりバレットの追撃を受けるとジョン・レイサム(英)主審は試合をストップ。

IBF女子世界スーパーバンタム級王者エリー・スコットニー(英)=8戦全勝=と、WBO女子世界同級王者セゴレーヌ・ルフェーブル(フランス)=18戦全勝(1KO)=による王座統一戦は、スコットニーが判定勝ちで王座統一に成功。スコアはピーター・ミロード(ドイツ)99-91、アマル・サクラウイ(フランス)97-93、ジョン・レイサム(英)96-94の3-0。

リアノン・ディクソン(英)=9戦全勝(1KO)=と、カレン・エリザベス・カラバハル(アルゼンチン)=21勝(3KO)1敗=による、WBO女子ライト級王座決定戦は、3回にダウンを奪ったディクソンが判定勝ちで新王者。スコアは98-91、97-92、96-93。