3月31日に行われた日本プロボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式で、7年連続8度目の最優秀選手賞に輝いた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)選手が、その壇上で突然、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)選手に対し、「中谷君、1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」と笑顔で宣戦布告。中谷選手が「やりましょう」と即答すると、日本人同士の世紀の一戦実現のニュースは、世界中を駆け回った。

これに対し元世界5階級制覇王者(暫定含)のノニト・ドネア(フィリピン)=42勝(28KO)8敗=が反応。中谷選手に対し、「井上と戦う前に俺とやれ!」と、対戦を熱望。42歳のレジェンド、ドネアは、「中谷に勝って、また、井上と戦いたい」との野望を公言。
ドネアは2019年11月7日に、さいたまスーパーアリーナで開催されたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦で、井上選手と対戦。初回から激しい打ち合いとなった試合は、2回にドネアの左フックで井上選手が右眉をカットし、鼻からも出血。ドネアは伝家の宝刀左フックカウンターで、井上選手を大いに悩ませたが、11回、井上選手の痛烈な左ボディでダウン。12回判定で敗れたが、最後まで勝負への執念を見せた。
しかし、2022年6月7日に行われた井上選手との再戦では、初回にダウンを奪われ2回TKO負け。2023年7月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスで行われた、アレクサンドロ・サンティアゴ(メキシコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦で12回判定負け。2連敗となったドネアは、その後、試合から遠ざかっているが、中谷選手に勝ち。もう一度、井上選手と戦う事を夢見ている。
前王者アヤラ 矢吹との再戦否定せず
3月29日に愛知県国際展示場で開催されたIBF世界フライ級タイトルマッチで、矢吹正道(LUSH緑)=18勝(17KO)4敗=選手に、3度のダウンを奪われ12回TKOで敗れた、アンヘル・アヤラ(メキシコ)=18勝(8KO)1敗=をプロモートする、サンフェル・プロモーションは矢吹選手との再戦を否定せず、充分な休養を取った後、再戦へ動く可能性に含みを持たせている。
5/31 プラント&チャーロ ラスベガス興行出場
WBA世界スーパーミドル級暫定王者カレブ・プラント(米)=23勝(14KO)2敗=は、5月31日(日本時間6月1日)に米・ラスベガスのマンダレイ・ベイで開催される、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に出場。メインイベントで、ホセ・アルマンド・レセンディス(メキシコ)=15勝(11KO)2敗=と対戦が決定。
共同メインでは元世界2階級制覇王者のジャーモール・チャーロ(米)=33戦全勝(22KO)=が、約1年6ヶ月ぶりとなるリングで、元世界挑戦者のトーマス・ラマンナ(米)=39勝(18KO)5敗1分=と対戦。両者共にけがなく勝利すれば、今年後半にプラントvsチャーロが実現される事になった。