3月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスのフォンテインブルーで行われた、WBO世界ウェルター級タイトルマッチは、王者ブライアン・ノーマンJr(米)=27勝(21KO)無敗2NC=が、同級13位デレク・クエバス(プエルトリコ)=27勝(19KO)2敗1分=を、3回2分59秒TKOで破り初防衛に成功。

この試合を所属する八王子中屋ジムの中屋一生会長とリングサイドで観戦した、WBO世界ウェルター級2位、WBA、WBC、IBF4位にランクされる佐々木 尽 (八王子中屋)=19勝(17KO)1敗1分=選手は、試合後、ノーマンJrを祝福した後に日本から用意して来た挑戦状を王者の横で読み上げ、今夏にも日本で対戦を実現させたいとアピール。

これに対しノーマンJrは、「ダメージがあるように見えるかい?。明日には準備ができる。日本のファンは素晴らしいと聞いている。待ちきれないよ」と、日本での対戦に含みを持たせていたが、王者陣営はIBF世界同級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=33勝(29KO)無敗1NC=との戦いよりも価値があるとし、日本遠征へ前向きな姿勢を見せている。

スティーブンソンvsセペダ 今夏対戦へ

3月29日(日本時間30日)にメキシコ・カンクンで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション主催興行のメインイベント、で、WBC暫定世界ライト級王座初防衛戦を行ったウィリアム・セペダ(メキシコ)=33戦全勝(27KO)=は、元IBF世界スーパーフェザー級王者で同級2位にランクされるテビン・ファーマー(米)=33勝(8KO)8敗1分1NC=に12回判定勝ち。

昨年11月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドのザ・ヴィニューで対戦して以来のダイレクト・リマッチに、苦しみながらも勝利したセペダをプロモートする、ゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤは、セペダが次戦でWBC世界同級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=との、WBC王座統一戦を実現させる意向を明らかにした。

これに対し、スティーブンソンの共同マネージャー、ジョシュ・デュビンは、「セペダと戦う事で合意している」とコメント。デラホーヤは、「夏の終わりまでには実現させたい」と語り、米国での試合開催を目指している。「ゼペダのようなパワーに優れ、手数も多いパンチャーを相手に、打たれないことはほとんど不可能だ」とするデラホーヤは、 「スティーブンソンが透明人間であろうと、ゼペダは彼を見つけて打ちのめす」と、打倒スティーブンソンに自信満々。

また、セペダ相手に2戦連続で好ファイトを演じたファーマーには、WBA世界同級2位、IBF11位にランクされるフロイド・スコフィールド(米)=18戦全勝(12KO)=と対戦させる考えがある事を示唆している。スコフィールドは、2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで、スティーブンソンの持つ王座へ挑戦が決まっていたが、体調不良により試合4日前に試合をキャンセルしている。

IBFミドル級挑戦者決定戦サドジョvsイグレシアス

IBFが世界スーパーミドル級の挑戦者決定戦として、同級3位ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=24戦全勝(21KO)=と、同級4位オスレイス・イグレシアス(キューバ)=13戦全勝(12KO)=の対戦を指令。イグレシアスをプロモートする、カナダのアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントは、挑戦者決定戦への出場を受託した事を明らかにしているが、サドジョ陣営はまだ態度を決めておらず、4月4日(日本時間5日)までに出場の意思を表さない場合、サドジョは除外される事になる。

IBF世界同級王者王者ウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23戦全勝(9KO)=は、5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドで、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=との、4団体王座統一戦を行う事が決定。

カネロvsスカルは、限りなくカネロが有利と見られており、カネロが何かの間違いやアクシデントがない限り、勝者となると予想されている。そして、カネロはスカルに勝てば9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスで、WBA世界スーパーウェルター級&WBO世界同級暫定王者のテレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=との、ドリームマッチが決定済。

カネロvsスカル勝者は、IBFから同級2位(1位は空位)ウラジール・シシュキン(ロシア / 米・フロリダ州在住)=16勝(10KO)1敗=との対戦を義務付けられており、試合は8月17日(日本時間18日)までに行わなければならないとされている。

従ってカネロが勝てば王座は空位となり、サドジョvsイグレシアスの勝者が、シシュキンと空位となった王座決定戦でグローブを交える事になる可能性が高い。

サドジョ擁するY12ボクシングのヨハン・ザウイは、IBFから最初に指令されていたクリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=との指名戦入札で、ムビリをプロモートアする、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントの、76万7千ドル(1億1820万円)を上回る、87万8千ドル(約1億3530万円)で落札し興行権を獲得。フランス・パリ開催での試合開催を準備したが、ムビリは辞退。次に指令されたイグレシアスも、ムビリと同じアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントにプロモートされている事から、IBFに対し異議をとなえていた。