11月24日にトヨタ・アリーナ東京で開催される、WBC世界バンタム級1位那須川天心(帝拳)=7戦全勝(2KO)=選手と、同級2位井上拓真(大橋)=20勝(5KO)2敗=選手による、世界バンタム級王座決定戦をメインとする、『Prime Video Boxing 14』のアンダーカードが決定。
IBF世界フェザー級挑戦者決定戦。同級7位中野幹士(帝拳)=14戦全勝(13KO)=選手は、元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者で同級5位のライス・アリーム(米)=22勝(12KO)1敗=と、同級王者アンジェロ・レオ(米)=25勝(12KO)1敗=への挑戦権を賭けて対戦。現在9連続KOを重ねる帝拳ジム期待のサウスポー、中野選手の強打炸裂を期待。
日本バンタム級王者でWBA世界バンタム級4位、IBF6位、WBC8位にランクされる増田陸(帝拳)=8勝(8KO)1敗=選手は、WBC世界同級14位ホセ・カルデロン(メキシコ)=14勝(6KO)2敗=と同級10回戦で対戦。

22歳のカルデロンは、昨年11月30日(日本時間12月1日)にメキシコ・ティファナで、中谷潤人(M・T)=31戦全勝(24KO)=選手に敗れWBC世界同級王座を失ったばかりのアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)=28勝(14KO)5敗5分=を、96-94、96-94、95-95の判定で撃破し、WBCラテン同級王座を獲得し急上昇。
初めての10回戦だったが、サンティアゴの地元に乗り込んでの勝利は価値がある。今年は5月にルイス・メンデス(メキシコ)=2勝26敗1分=に3回TKO勝ち。8月のゴハン・ロドリゲス(メキシコ)=19勝(3KO)4敗1分=との8回戦は、78-73、78-73、75-77のスプリット判定勝ちだった。ここは増田選手の強打爆発に期待。
2021年のアマ世界選手権バンタム級優勝者で、WBO世界バンタム級級14位、WBOアジアパシフィック同級王者の坪井智也(帝拳)=2勝(1KO)=選手は、元WBC世界スーパーフライ級王者で、WBC世界スーパーフライ級1位、WBO世界バンタム級7位にランクされるカルロス・クアドラス(メキシコ)=44勝(28KO)5敗1分=と、バンタム級10回戦で対戦。
長い事世界戦線で活躍するクアドラスも37歳。プロ転向3戦目で世界上位進出を狙う坪井選手が、持ち前のスピードを活かした出入りのボクシングで、老獪な元王者を攻略する事が出来るか。こちらも楽しみな一戦です。