IBFは世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カカス(英)=23勝(8KO)1敗=と、同級1位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=27勝(27KO)1敗=の指名戦入札を11月7日(日本時間8日)に開催する事を決定。両者はカカスが5月18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、ジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)1敗=を8回TKOで破り新王者となった直後に対戦を指令されていた。

しかし、カカスは9月21日(日本時間22日)に英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、元IBF世界フェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英)=31勝(8KO)4敗1分=と戦う事を選択。IBFはこの試合を世界戦として認定しなかったが、ヌニェスも、8月31日(日本時間9月1日)に米・カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで、元世界挑戦者ミゲル・マリアガ(コロンビア)=31勝(26KO)8敗=と対戦し、金銭的補償を受ける事を受託。

両者の合意により対戦指令は一時、棚上げとなっていたが、カカスがワーリントンに判定勝ちし、ヌニェスがマリアガに6回終了TKO勝ちしたのを受け、再び対戦を指令していた。

2/22 IBF世界ヘビー級王者デュボア挑戦にパーカー名乗り

IBF世界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=は、来年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビアで開催される”リヤド・シーズン”で、元3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)4敗=とのダイレクトリマッチが予定されているが、ジョシュアが出場を辞退する可能性が高くなった。

ジョシュアをプロモートするエディ・ハーンは、ジョシュアはデュボアとの再戦を望んでいるが、12月21日(日本時間22日)にサウジアラビアで行われる、タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク再戦の結果を見極める事を理由に、2月のデュボアとの対戦を先送りにすることを示唆。

この報を受け、元WBO王者で現在WBO暫定王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=35勝(24KO)3敗=が対戦に名乗りを挙げた。パーカーのトレーナー、アンディ・リーはデュボアと対戦する準備が整っていることを宣言している。

パーカーは昨年12月23日(日本時間24日)にサウジアラビアで、元WBC王者のディオンテイ・ワイルダー(米)=43勝(42KO)4敗1分=に判定勝ちを収めると、3月8日(日本時間9日)には、同じくサウジアラビアでWBO暫定王者チャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)2敗1分=を12回判定に破り、暫定王座を獲得と勢いに乗っている。